シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

世界の終わりの最後の殺人 スチュアート・タートン

 

 

 

突如発生した霧により、世界は滅亡した。最後に残ったのは「世界の終わりの島」、そこには100名を超える住民と、彼らを率いる3人の科学者が平穏に暮らしていた。沖には霧の侵入を防ぐバリアが布かれ、住民たちはインプラントされた装置により〈エービイ〉と名づけられたAIに管理されていた。

だがある日、平穏は破られた。科学者のひとり、ニエマが殺害されたのだ。しかも住民たちは事件当夜の記憶を抹消されており、ニエマの死が起動したシステムによってバリアが解除されていた。霧が島に到達するまで46時間。バリア再起動の条件は殺人者を見つけること――。

★★★☆☆

 

 

レビュー

先日紹介記事を読んで面白そうだったので読んでみた。世紀末であるとかロストテクノロジーであるとか、そういう設定は今までも散々使われてきたもので、でもそこミステリーが加味されている。また、殺人の真犯人は意外な人物であったりとか、二転三転する結末であるとか、最後まで読み応えは有る。

非常に良くできた作品だけど、僕にはあまり刺さらなかった。その要因は、登場する人物に感情移入出来る人が居なかったこと。それと、登場人物が誰が誰だか分からなくなること。「マイケル」とか「ジェニー」とかなら男性なのか女性なのか一目で判断つくんだけど、「ヘファイストス」とか「アーディル」とか言われても、あれ?誰だっけ?男だっけ女だっけ?ってなってしまう。これはあえて中性的というか性別を意識させない様な名にしているのかもしれない。

 

余談だけど、今って単行本3千円もするのか。おいそれと買えない金額だな。