シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

MCC smart K ミッションオイル交換

 

 

 

ミッションオイルを交換する。本当は全ての油脂類の交換は購入時に車屋さんにお願いしたかったんだけど、丁度繁忙期で対応出来なかった。スマートのミッションオイルは短いスパンで定期的に交換しないといけないとの事で、整備履歴も分からないので仕方なく自分で交換する。

まずはこの辺り↓の記事を参考に。

smart.yokohama

www.geocities.co.jp

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しばらく走行して温めてから抜く。手順はミッション底部のドレンボルトから古いオイルを抜いて、ミッション側面のオイルレベルプラグから新油を補充する。ドレンボルト、オイルレベルプラグは8mmの六角レンチを使って外す。スマートはあらゆる所がトルクスなんだけど、ドレンは何故か六角。車高もそれほど低くないし、かなり後部に有るのでアクセスしやすくて作業は容易。オイルパックンを置いてオイルを抜くと、あれ?意外に綺麗なんだけど?そもそもミッションオイルってそこまで頻繁に交換しなきゃいけない物なのか?

 

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側面のプラグも8mmの六角レンチで外す。ここがオイルの上限になるので、この穴から溢れるまで新油を入れる。

 

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ミッションオイルはカストロールのATF DexⅡ。DexⅢはどこでも売ってるけど、DexⅡは売ってない。DexⅢはDexⅡ互換と書いてあるので別にDexⅢでも良さそうな気がするんだけど、上記サイトにDexⅡを使えと書いてあるから念の為にDexⅡにしておく。値段はそんなに変わらないけど、なかなか売ってない。

store.shopping.yahoo.co.jp

 

 

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 新油はオイラー(油差し)を使って入れるとか色々手法が有るみたいだけど、面倒くさいから上記サイトを参考に灯油ポンプで入れる。灯油ポンプの先は丁度プラグホールに入る大きさで具合が良い。異物が入らない様に新品のポンプを使う。新油は感覚的に1.7リットル位入った様な感じ。後で溢れているので大体。

一旦プラグを締めてしばらく走行後、再度プラグを開けてオイル量を確認。というのもこのミッションオイルはミッションギヤを潤滑しているだけなのか、それともアクチュエーター等の作動油も兼ねているのかが分からないから。もしミッションギヤ以外にも供給しているのなら、一度オイル経路を満たしてから確認するもんじゃないかと思ったんだけど、走行後にオイルを再度補充する必要は無かったので考え過ぎかもしれない。フルモデルチェンジ後のミッション資料ではシフトチェンは電動となっている。モデルチェンジ前も基本的には同じかもしれない。

http://www.autocats.ws/manual/sdmedia/mediadb/mb_Acrobat/einf/451/einf_br451_autom_schaltgetriebe__jp.pdf

 

資料が無いからスマートのミッションの詳しい構造が分からなくて、オイル交換がどの程度の重要性なのかも分からない。ミッションギヤの潤滑だけならそこまでシビアに管理しなくても良さそうな気はするし、国産車ならATでもオイル交換に対しては賛否両論だし。ミッションギヤを潤滑するならギヤオイルを使うんじゃないかと思うんだけど、ATF(オートマチック用オイル)が指定されているというのも良く分からない。

とりあえずはリセット出来た。気になる所はほぼ整備出来た。

 

今回の出費

ミッションオイル

カストロール ATF DexⅡ @1,516円×2

 

送料 864円

 

オイルパックン2.5L用 190円

 

計 4,086円

 

 

 

MCC smart K ESPキャンセル

 

 

スタッドレスタイヤを買ったんだけど、スマートは雪道にとても弱いらしい。RR(リヤエンジンで後輪駆動)なんだからそりゃそうだろうって思ってたんだけど、都市部のちょっとした積雪でもあっけなくスタックするらしく、どうやら僕が思っているよりも遥かに弱いみたいだ。確かに動画をみても「何でこの程度の積雪で?」と思うレベルでスタックしている。

youtu.be

 

原因はESP(エレクトリック スタビリティ プログラム)によるものらしい。ESPというのは日本では横滑り防止装置と呼ばれるもので、スピン(オーバーステア)したりオーバーランアンダーステア)しそうな状況の時に自動的に制御する機能。それが積雪路の様な非常に滑りやすい状況だと過剰に働いてスタックしてしまう、という事らしい。


Как отключить ESP (Trust) на Smart Fortwo/City Coupe. Тест в снегу и зыбучих песках

普通に街乗りする分にはさほど気にする必要も無いだろうけど、僕は山登りに行きたい。そうすると積雪路とか未舗装路とか滑りやすい所を走る機会も多い訳で、その度にスタックしていたらたまったもんじゃない。かといってこんな極端にホイールベースの短い車のESPをキャンセルすると、普通に舗装路を走る時にうっかり破綻しかねない。だから、ESPを一時的にキャンセル出来る様にしたい。

 

スマートK(smart450)の後のモデル(smart451)は特別な加工をしたり機器を使ったりしなくてもESPをキャンセル出来る仕組みになっている様だけど、スマートKはそのままではESPをキャンセル出来ない。ESPをキャンセルする為の特殊なスイッチが市販されているけど、5千円位する。キャンセルはしたいけど常時使う物でも無い物に5千円はちょっと惜しい気がする。しかもOBDコネクタに差し込んで使う仕組みなので、使う度にタコメーター用のコネクタを外して差し替えなければいけない。もっと何とか手軽(というか金を掛けず)に出来ないものか?と調べたら、「OBD端子をショートさせたら出来るで」という記事を見つけた。

 

smartk.blog82.fc2.com

 

OBDコネクタを触るので、一応配線の配列も確認しておく。

http://www.jaspa-saga.or.jp/html/seinenbu/data/p005.pdf

どうやらKLINEと4番アースを短絡させるみたいだけど、この図はコネクタ背面から見た物(メスコネクタに対する配列)なのでややこしい。僕は一度うっかり間違えた端子をショートさせてヒューズを飛ばしてしまい青ざめた。コンピュータ(ECU)ぶっ壊したかと思った。それでもやっぱり欲しい機能なので、慎重に確認しながら再度チャレンジ。

 

 

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青色の線がESPをキャンセルする配線。既にタコメーターでOBDコネクタを使用していて、4番アースも使っているのでちょと厄介。とりあえず電線の先を半田つけして差し込んでおく。頻繁に使う物でも無いし。

 

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スイッチはシガーソケットの横の空きに。モーメンタリ(スイッチを押している間だけONする)のスイッチなので、スイッチを押しながら始動するとキャンセルする。エンジンを切るとリセットされる。スイッチに触れずに始動すると通常通りESPが機能する。

 

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ESPをキャンセルするとインパネの表示灯のビックリマーク(ESP)が点きっ放しになる。通常は消灯。

 

スタックしないスマートって林道最強じゃないか。って思ったものの、都合が良いのは車体が短い事だけで違う問題が出て来そうだ。それでも狭い道に入り込んだり、狭い隙間に押し込んだり出来るのは便利だし、曲がりくねった山道を走るのも楽しい。結構燃費も良いし。ソロなら意外に登山向きな車かも。

せっかく車両は出来たのに全然山に行く暇が無いのはどうしたものか。

 

 

今回の出費

スイッチ そこら辺の 0円

電線 そこら辺の 0円

 

追記

実際に積雪の林道を走ってみた。ESPキャンセルの効果はかなり有るみたいでスタックしない。スタックするのは大抵上りだし、上りで荷重が掛かりやすい後輪駆動と、リアエンジンで更に荷重が掛かりやすい事から、意外に雪道イケるかもしれない。

 

 

 

MCC smart K 雨漏り修理

 

 

 

フロアマットが濡れている。リヤのエンジンカバーも濡れて錆びている。窓からの雨漏りが原因だ。ネットで調べるとスマートの雨漏り修理記事が沢山出てくる。古いスマートの持病らしい。購入時に店側から「雨漏りはしていない」と聞いていたけど、フロアマットが濡れているのに気付かない訳は無いだろう(バッテリーを触る為には必ずフロアマットも触る必要が有るから)。中古車販売店などこんなものか。

厄介なのは放置すると電気系トラブルなどの深刻な問題を引き起こす可能性が有るという事で、助手席下に有るリレーボックスが水没してショートしたり、助手席の足元付近のECUが故障したりするらしい。深刻な状態になる前に修理する。って、買ったばかりなのに、何この修理連発は?

 

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フロントガラス下、ダッシュボードの前、窓のフチ部分に水が流れた後が有った(画像は修理後なので綺麗)。さすがにフロントガラスは素人では直せない。行きつけの車屋さんに相談して修理してもらったけど、車屋さんもガラス屋に依頼するらしい。ガラスを一旦外してシールし直す。窓ガラスの半分位が剥がれていた。修理費用は4万円強。フロントガラスのフチのモールが1万円くらい(smart純正部品で高額)、シール材が5千円位、工賃が2万5千円位。修理費用に関しては販売元の車屋さんと交渉中。古いスマートは窓ガラスのシールをやり直す前提でいた方が良い。

 

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リヤサイド ウィンドウ(ポリカーボネイト製)も雨漏りする。これも持病で古いスマートでは定番の修理。リヤサイドはガラス屋さんはやった事が無いので出来ないと言われたけど、こちらは自分で出来そうなので自分で修理する。

 

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車内側のウィンドウ下部。掃除した後なので分からないけど、ここも水が流れた後が有った。リヤサイド ウィンドウは素人でも比較的簡単に外せる。車内側のプラスチック製の窓のフチを外すと窓が外れる。

 

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だけどこのパーツがなかなか外れない。無理に外すと割れる。フチの後ろ側垂直部分の裏側に入っているので、パーツを下方向に押し下げながら結合部を小さめのマイナスドライバーでこじる。made in Germanyって書いてるのを見ると、おぉ外車なんだ。って改めて思う。

 

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何とか外れたけど左側は少し割れた気がする。細かい事は気にするな。雨漏りしなきゃ良い。

 

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リヤサイド ウィンドウも半分くらい剥がれてる。パカパカする。そりゃ雨漏りするわ。

 

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リヤサイド ウィンドウ上部のフロント寄りに1ヶ所固定部(画像の穴)が有る。窓を横に引っ張って固定部を外す。シールも劣化して効いてないので簡単に外れる。

 

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外したリヤサイド ウィンドウ。スポンジ状のシール材が張り付けてあるけどヘタって効いていないし、接着部分も半分剥がれている。

 

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シール材はネットでは止水スポンジやコーキングとか色々使っているけど、ブチルゴムのシール材にしてみた(φ8.5×4m)。ブチルゴムは沢山売っているけど細い物や平べったい物が多い。細いとしっかりシール出来ない。PITWORKの製品を買おうかと思ったけど、知らないメーカーの製品が安かったのでこちらにした。車用みたいなので多分大丈夫だろ。

ビッグ ブチルテープ 丸 9968

ビッグ ブチルテープ 丸 9968

 

 

 

 

 

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劣化したスポンジシールを剥がして、ブチルシールをつける。φ8.5では細いかと思ったけど、元々ついていたスポンジシールが6mm位(ヘタっているので本来はもっと厚いはず)なのでφ8.5なら丁度良いくらい。ボディ側も汚れを掃除して、後は逆手順で組み立て。リヤサイド ウィンドウ側に引っ掛け用の穴が有って、窓のフチに引っ掛ける出っ張りが有るので、穴に出っ張りを入れて固定していく。

 

作業時間は2時間位。窓枠を外すのに手間取るのと、窓に残った古いスポンジシールを剥がすのに時間が掛かるけどそれ以外は難しくもない。雨漏りは困るけど、特殊な工具や技術が無くても作業できる構造になっているのは有難い。スパークプラグといい、思いのほか自分で出来る事が多いのは何かと維持費が高くつく外車にしては有難い。

次々とやらなければいけないメンテナンスや修理が出てきて嫌気が差してきていたけど、大抵の事は何とかなりそうな気がしてきた。これでとりあえずは致命的なトラブルは防げるかな。何だかこれならローバーmini(トラブルが多い事で有名)とかも乗れるんじゃないか?と意味も無く自信がついたり。

 

 

 今回の出費

フロントガラス張り替え ?円

ブチルテープ 1,825円