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目指すのはジャンガリアンな生き様

 白山 平瀬ルートから御前峰〜剣ヶ峰〜大汝峰 











コースタイムや状況、使用道具類等の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠ける物です。参考にされる場合は充分注意して下さい。




2014年9月28日(日)快晴
白山(御前峰〜剣ヶ峰〜大汝峰)に平瀬ルート(岐阜県側)から登る




05:25 白水湖駐車場 無風
07:05 大倉山避難小屋 弱風 10℃
08:20 室堂 弱風 11℃
08:55 御前峰 微風 15℃
登り所要時間 3時間30分(休憩含む)
09:35 剣ヶ峰山頂 微風 14℃
10:20 大汝峰 弱風 13℃
11:20 室堂 微風 13℃
12:20 大倉山避難小屋 無風 18℃
13:30 白水湖駐車場 無風 19℃






駐車場発〜駐車場着 16.3km 8時間05分(休憩含む)
駐車場:標高1231m 最高点:標高2702m 標高差1471m 累積標高 m
道中の飲料水 2.0L(お茶1.5L ジュース0.5L)
着衣(上) 長袖シャツ ウインドブレーカー(一時着) 薄手の上着(未着用) 防水風防パーカ(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン
靴 トレランシューズ
他 ヘルメット





好天の日曜日、山に行ける事になった。翌日仕事だからあんまりガッツり歩くとしんどいけど、白山の剣ヶ峰に登りたい。他の人の記録を参考に、御前峰まで4時間、そこから剣ヶ峰まで1時間、さらに大汝峰までが1時間強というコースタイムを予想して、これなら日帰りで行けそうだからチャレンジする。





アクセス
岐阜方面からだと、国道156号を延々北上する。御母衣ダムを過ぎて白水湖方面へ左折(看板有り/信号無し)。林道を13kmほど走って白水湖畔の駐車場に停める。トイレ有り。仮眠するなら国道156号沿いの道の駅飛騨白山を利用しても良い。
高速を使う場合、東海北陸道の荘川ICを降りて国道158号を白川郷方面(北)へ。そのまま国道156号に入り御母衣ダムを通過、以下同じ。





今回のルート
山旅ロガーでGPSのログを取り、カシミールで表示させています。
地形図を作りたい場合は、カシミールから地図を印刷する手順をまとめたのでそちらを参照下さい。
岐阜県白川村の白水湖を基点にして平瀬ルートで白山・御前峰を目指す。





朝5時頃、ヘッドランプつけて出発する人がちらほら居る。僕も出発したいけどまだ暗い。足元が見える程度になった5時半に出発。コースタイム的には多分余裕があるはず。




綺麗に整備された登山道。階段を登っていく。




日が登って来た。今日は良い天気そう。




地味に登って稜線に出る。紅葉の間から御前峰と剣ヶ峰が見える。




稜線に出ると開放的で気持ち良い!(・∀・)




1時間半ほど歩いて大倉山の避難小屋。もう8割くらい歩いた気分だけど、まだ半分くらい?。(´д`lll)  まだこれからがっつり登るから、ここでレーズンパンかじる。




紅葉のトンネル。




御嶽山。昨日噴火したらしい。噴煙が見える。




まだ8時前なのに、もう下ってくる人が居る。これは誤算だった。




カンクラ雪渓は空っぽ。さすがに雪渓を歩く事は無かった。




ハイマツ林に向かって階段を登る。この辺りから著しくペースが落ちる。高度のせいか、疲労のせいか?




ハイマツの向こうに室堂が見えた。ハイマツ林は傾斜が無くて楽チン(・∀・)




室堂はスルーして御前峰山頂目指す。結構がっつり登るよ。しんどくてペース上がらない。



8:55 スタートから3時間半で御前峰。ペース上がらなかった割には良い時間。この先の行程も有るから、ここでもレーズンパンかじる。セブンイレブンのレーズンパン美味い(´∀`)




御前峰から室堂を見下ろす。チョー良い天気!




御前峰から、今朝登って来た尾根。遥か下に白水湖がキラキラしてた。




御前峰の神社にお参り。お賽銭は110円(税込み)。神社の屋根の避雷針が凄い。全面避雷針。




御前峰から大汝峰。前回はガスって見えなかったけど、壮観。




そして今回のメインイベント、剣ヶ峰。ちょ・・良く見たらコレって登れるんかいな?(-""-;)




御前峰の石柱を抜けると登山道が続いてる。知らなかった。開放的かつ荒々しくて結構楽しい。




登山道は池に向かってがっつり下る。




はてさて、剣ヶ峰ってどうやって登るんだろう?色々調べたけど、整備された登山道は無いらしい。登った人の記事を見ると池の右側(手前)から取り付いていたけど、こうして見る限り池の左側(奥)の方が尾根が緩やかに見えるんだけど。




池の右側のトレースが有る。やっぱり池の右側から取り付くみたいだ。見るからに危なっかしいのでヘルメット着用。




下から見た時は、これ登れるんかいな?って思ったんだけど、意外に難しくない。しかもトレースが有る(薄いけど)。




終盤の岩場。難しそうに見えるけど、手掛かり足掛かりになるから思ったよりも難しくなかった。ただ、当たり前だけど一般登山道の様なもんじゃない。




剣ヶ峰の尾根に出た。剣ヶ峰の裏側は紅葉して凄く綺麗。




後は岩尾根伝いに山頂へ。




剣ヶ峰登頂。御前峰から40分。予想よりも呆気ない。向こうに大汝峰が見える。




剣ヶ峰から御前峰。御前峰の裏側は表の印象と違って荒々しい。




せっかくなんで記念撮影。「山」のポーズ。と、誰も居ないと思ったら山頂に先客が居た。マヌケなポーズを見られちゃった(*´Д`)=з 登ってる人はそこそこ居るんだな。




剣ヶ峰から下って、御前峰から下る登山道方面。急だけどこちら側の方が面白い。




翠ヶ池のほとりを進む。綺麗な青色。




大汝峰の取り付く。想像してたよりも荒々しい。




結構な岩場を登っていく。大汝峰はそこそこ登山者居る。




稜線に出た。開放的で気持ち良い。大汝峰ってさ、オーシャンゼリゼみたいだよね。ohーシャンゼリセー♪おーなんじみねー♪(´∀`)って歌いながら進む。



大汝峰の山頂には石垣で守られた祠が。お賽銭110円(税込み)でお参り。




大汝峰から御前峰と剣ヶ峰。なかなかの壮観なのです。




思ったよりも良いペースで歩けたので、大汝峰の先っぽに行ってみる。七倉山方面。良い登山道が続く。




北よりの麓は紅葉が綺麗。レーズンパンきれたからおにぎり食べる。




大汝峰を下り、室堂へ向かう巻き道を進む。登山道脇に残雪をたたえた池。御前峰へ登り返さなくても良いから楽。




残雪の池のほとりで、室堂へのショートカットとお池めぐりコースと分岐する。お池めぐりは距離が長くなるからショートカットを歩いたけど、ショートカットはアップダウンが有るのと登山道が歩きにくくて、これならお池めぐり歩いても大差無いんじゃなかろうか。大半の人がお池めぐり歩いてる。




室堂に戻ってきた。登山者で賑わってる。おにぎり食べる。何だか食ってばっかりみたいだけど、がっつり食事してるんじゃなくて1個ずつ食べてる。この方が効率良い。




尾根を下る。天気良くて開放的で気持ち良い。




三方崩山。相変わらずの崩れっぷりが素敵。




紅葉のトンネル。もう秋ですね。




御前峰と剣ヶ峰。今日は満喫したよ。




最後のほうでチラリと大汝峰。前回登った時は右の山を大汝峰だと勘違いしてた。大汝峰は御前峰と剣ヶ峰の陰になるから登山道からはよく見えない。




今日もよく歩きました。その割には時間も体力も余裕が有って良かった。




室堂で子供にお土産買ってきた。どんぐりストラップ。どんぐり好きにはたまらんな(*´Д`)=з 1個300円とお土産にしては意外にリーズナボー(・∀・)





コース
平瀬道
登山道は明瞭でよく整備され歩きやすい。一部気を使う痩せ尾根を歩くものの、道迷いや滑落、転落の危険性はかなり低い歩きやすいルート。序盤は明るい雑木林、開放的で眺めの良い尾根に上がり、ハイマツを歩き、変化に富んでいて楽しい。ただ、条件によってかなり難易度が変わる。また、悪天候で強風だとかなり冷える。
距離は長めだけど急登は無く歩きやすく比較的イージーな印象。ただ、片道8km、標高差1400mでコースタイムは6時間と書かれている。体力がある人なら充分日帰り出来るルートだとは思うものの、知り合いで室堂で断念した人も居る。他人は他人、自分は自分。競争じゃないんだから自分が歩けるかどうかは自分の判断で。
大倉山避難小屋と室堂にはトイレ有り。室堂はトイレットペーパー完備。


剣ヶ峰
一般登山道ではないから、整備されたルートは無い。ただ歩いてる人はそこそこ居るみたいで、薄いけどトレースは有る。見た目の印象よりは登りやすかった。登り返さなくて良い分御嶽山の継母岳より楽な印象。だけどこれは個人差が大きいかもしれない。御前峰や大汝峰は沢山登山者が居るけど剣ヶ峰には居ない所を見ると、やっぱり一般向けな山じゃないんだろう。個人的には、一般登山道じゃないんだからもう少し難易度高くても良かったと思う。


大汝峰
周辺登山道は整備されているけど、視界が悪いと進む方向を見失いかねない。思ったよりも岩場の急登。山頂の眺めは良い。





念願の白山・剣ヶ峰に登れた。結構歩いた割には余裕が有ったんだけど、そうすると木曽駒ヶ岳の上松Bコースってよっぽどしんどいコースだったんだろうか・・・
そろそろ日が短くなってくるので長い行程は難しくなるな。



おまけ
登山口までかなり距離が有るから夜の内に移動して車で仮眠したんだけど、ちょー寒い。自宅では暑くて半袖短パンでごろごろしてたから夏気分で居たら寒くて目が覚めた。長袖と小さな毛布一枚では、車の中でも寒くて寝れない。仕方なく着込んで寝てた。9月末だけど、標高の高い山登るなら万一に備えて冬の装備が必要だと思う。


早めに出発したかったから明るくなったらすぐに出れる様に用意しておこうと思ったんだけど、山の中って当たり前だけど真っ暗なんだよね。真っ暗の中で準備なんか出来ないんだよね。車のルームランプ点ければ良いんだけど、ランタンの様な物有った方が良かったと思った。



国道156号、ちょー面白い。大日岳辺りから御母衣ダム過ぎるまで気持ち良いワインディングが延々と続く。帰りは休日の日中だからなかなかペース良く走れないんだけど、深夜は交通量も少なくて最高に面白い。この道にコンパクトカーの5速MTは最高に面白い。まるでゴーカートの様にクルクル走ってく。これが軽自動車だともう少しパワーが欲しくなるし、大型車だと持て余す。道中も楽しくて山登りも楽しくて、これだからマーチはやめられない。