子供に関する事で、もう1つ。こんな記事を読んで思った事。
僕は自分の子供に対してわりとフラットに考え、接する事が出来る。と思っていた。リビングでごろごろしながらスマホいじったりしていても、「自宅のリビングが居心地良いと思えるのは良い事だ」と思うし、子供が読みたいというBLっぽいコミックを一緒に探しに行ったり、かなり特殊な高校に進学したいと言うのも応援したり、誕生日にコスプレ衣装が欲しいと言うから買ってあげたり。
自分が子供だった頃、親や大人に対してどう思っていたか覚えているだろうか。「何で分かってくれないんだろう」っていつも思ってなかっただろうか。「自分はこんな大人にはならない」って。子供なりの理不尽さを覚えていて、だから僕はなるべく子供の目線で考える様にしているし、子供が傷つく言葉は選ばない。子供の言いなりになる訳じゃない。甘やかすのとは少し違う。子供なりに考えた事を尊重したいだけだ。
だけど、子供が「声優の学校に行きたい」と言った時に素直に賛成する気持ちになれなかった。声優って今は超人気な職業で、ちょっとやそっと練習や勉強した位では到底無理だろう、って。だけど奥さんは「別に良いじゃない。やるだけやってみれば。」と肯定的だった。そっか、そうなんだ。
例えばこれが「陶芸家になりたい」とか、「彫刻家になりたい」とかなら、良いんじゃない。それで食えるとは思えないけどバイトしながらでもやるだけやってみれば。と思える。じゃあ声優だって同じじゃないか。例えそれで食えなかったとしても、やるだけやってみれば良いだけの事じゃないか。
結局僕も自分の価値観や固定概念に縛られていて、とてもフラットな意見など持ち合わせていないんだ。多分、結局子供は声優の学校には進学しないだろう。それでも、そういう事を理解しながら、子供が決断した事に対して背中を押してあげられたら良いなと思う。