ネットの記事をみていると、特にTwitterなどのSNSを見ていると、そんなに目くじら立てなくても良いんじゃない?って思う様な事がよく有る。確かに言い回しは良くないかもしれないけど、何でそんなに揚げ足を取った様に糾弾するんだろう?って思っていたんだけど、理由がなんとなく分かった。多分、読めていないんだ。
以前、AIで東大受験に合格出来るか研究していたら読解力が無いAIよりも成績が悪い学生が大勢居る、つまり国語力が低い学生が大勢居る。という様な内容の記事を読んだ。その後も時折関係する記事が出てきたり、書籍も発行されたりしたみたいなんだけど。
それはSNSでも同じなのかも。「言い回しは悪いけど、言いたい事はこういう事なんだろうな」という所まで読めなくて、表面の単語だけで反応するから即反発してしまう。いや、言いたい事はそういう事じゃないだろうに、って思うのは、多分そういう事なんだろう。
じゃあ、僕らの世代はちゃんと読めていたんだろうか。読解力って個人差も有るだろうけどしっかりと義務教育が定着した後に伸びたものじゃないのかな。技術が進歩しているのに読解力は伸びないというのも何だか微妙ではあるけど、画像や映像で直感的に判断する機会が極端に増えてしまった今の世の中では、のんびりテキストなど読んでいられないのかもしれない。「趣味は読書」というのは、この先アニメやコミックと逆転してオタクな趣味になっていくかも。
さて、僕のこの文章は読まれているのでしょうか。ちゃんと真意を汲み取って貰えているのでしょうか。炎上する程読まれていないというのは、良いのか悪いのか。