入手
ロードバイク(自転車)を手に入れた。スペシャライズドのヴェンジ・エキスパート2012年モデル。
www.specialized.com少し前のモデルになるけど、定価が45万円もする最早自転車の域を超えたロードバイク。そんな金額だからハイエンドの部類になるかと思いきや、これでもミドルグレードみたいだ。フレームが台湾製で素材が廉価なカーボンだったり、良く見るとクランクがシマノじゃなかったりカセット(スプロケット)が廉価版だったりする。それでもなかなかな自転車だ。
もう、素人でも一目で明らかに違うのが分かる。コレは只物じゃない。そしてビックリするほど軽い。実測で7.8kg。倒したらポキって折れるんじゃないかと心配になる程の軽さ。カーボン製のフレームとクランク、ディープリムと平べったいエアロスポーク、コンポーネントはULTEGRAと、そりゃ高いはずだよっていう様な内容。こんな自転車とてもまともには買えたもんじゃないけど、知人のAさんが購入したけど数回しか乗ってなくて今後も乗る予定が無いというので安く譲ってくれた。
セッティング
自転車を本気で漕ぐなら自分の身体に合わせてセッティングしなきゃいけない。セッティングが合っていないとパワーロスしたり、身体を傷めたりするから。なので、まずはセッティング。
フレームサイズは52。身長177cmの僕にはちょっと小さい。177cmなら54か56らしい。フレームはどうし様もないので、調整個所を合わせていく。
自転車のセッティングは結構シビアだ。素人では何をどうすれば良いか分からない。あんまり金掛けたくないのでブックオフで中古本買ってきた。得体の知れない坊主のおっさんが解説しているけど、基準となる数値が明記されているので参考にする。
まずはシート高。クランク軸からシート上面までの寸法が、股下寸法×0.893になる様に合わせるらしい。クランク軸は一定だけど、クランクの長さでペダル位置が変わるけどそれは良いのか? 僕の股下寸法は780mmだったので、×0.893で696mmくらいになるので、とりあえずそれで合わせる。跨る時におっとっとってなる様な高さ。シートポストまでエアロ形状で、クランプの質感も非常に高い。シートポストに目盛りが書いてるので微調整の際は便利。
次にサドル座面の前後位置と角度。クランク軸からサドル前端が約50mm後方になる様に合わせる。サドルも調整用目盛りがあるけど調整範囲はもう目一杯後ろ。スペシャライズドのサドルは男性に優しいらしいので嬉しい。
ハンドルバーの高さとハンドルバーの前後位置は丁度良かった。フレーム小さくても何とかなるんだ。実際に漕いだ感覚ではもう少しハンドル高い方が良い様な気がするけど、ロードバイクに慣れていないだけなのかもしれない。
自転車と一緒にローラー台もくれた。いや、わざわざ室内で漕がないし、って思ったけど、作業したりセッティングしたりするのは重宝する。意外に便利。
ビンディングシューズも一緒にもらえた。サイズが42(26.0cm)だったので小さいかと思ったら丁度良かった。履けて良かった。この靴、多分2万円位する。盲点だったのはクリート(靴裏の固定具)の位置で、何となく内股気味に感じる。試走してから気付いたので調整に四苦八苦する。
サイコン(サイクルコンピュータ/多機能メーター)は付いてなかったので、手持ちを取付。バイク(XR600R)に使おうと思って買ったものの上手く動かなかった物(キャットアイのCC-RS100W)。シンプルでオシャレな外観だけど多機能ではない。自転車で使うならケイデンス(ペダル回転速度)計測機能付きが良かったけど、とりあえず速度と距離さえ分かれば特に困らない。必要になったら高機能モデルを買うかもしれない。
セッティングしました。
試走
自転車漕ぐと腹が減る。コンビニでアイスカフェラテとチョコアイス食べる。何となく幸せ。
ママチャリと比べると圧倒的なのは当然だけど、高品質なMTBと比べても軽く漕げる。非常にロスが少ない。反面、乗り心地はめっちゃ硬い。フレームも硬いんだろうけどタイヤも空気圧8キロなんて尋常じゃない圧掛けてるから、少しでも路面が荒れていると物凄いゴツゴツする。あと、ビンディングのリリースが硬い。調整を最弱にしても結構な保持力で、ペダルから外れなくてうっかりコケそうになるのはお約束。あと、MTBにくらべるとギヤがかなりハイギヤード。スピードは出るけど上り坂は一番低いギヤでもしんどい時がある。
セッティングしてもポジションはキツい。速度が出る割に前を向くのがしんどい。それでもバイク(オートバイ)に乗っている分ライディングフォームは何となくイメージしやすい。ポジションは慣れるかもしれないけど、ブレーキレバーが遠い。レバーの調整も出来るんじゃないかと思うんだけど、調整の仕方が分からない。ハンドルの上を握ってるとブレーキが掛けられないのも公道では危なっかしい。自転車用の保険も検討しないといけない。
平地から若干の勾配程度なら体力的には延々漕いでいられそうに感じるものの、40kmでお尻と腰が痛くなった。気持ち良く走れる内に引き返さないと酷い目に遭う。慣れるまでは程々の距離にしておいた方が良さそうだ。走りやすい所まで車で運ぶのも手かな。
登山、バイク、自転車、一輪車と、ちょっと手広くやり過ぎだ。やる暇が無い。