シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

ケロ太とケロ子の運命的出会いとその仕掛け人

僕の名前はケロ太。今日はいい天気だから、こうしてひなたぼっこしてるんだ。あぁ気持ちがいいなぁ。と、思ったらいきなり大雨! うわっ! 何だ!? いい天気なのに!? とっさに振り返ると、そこにはメガネを掛けた陰湿そうな人間が「あぁ面倒臭ぇなー。仕事したくねぇなー。設備点検なんてかったりーなー。適当に誤魔化しちゃおうかなー。お?こんな所にカエルが。こんな所でくつろぎやがって。イタズラしてやるじょー。でも、こんな所で立ちションしてたら変態と間違われそうだし。つーか、仕事中にカエルに向かって立ちションしてる様って凄くマヌケだし。仕方ないからホースで水掛けてやろう。」って顔して僕に水を掛けてくるじゃないか! 僕は溺れそうになりながら水激に押し流されて、気がつけば物陰に押し込まれていた。そして・・
私の名前はケロ子。今日はいい天気だから、こうしてひなたぼっこしてるの。あぁ気持ちがいいなぁ。その時、何処からか悲鳴が聞こえたの。誰かが襲われてるんだわ。住み難い世の中よね。地面は何処も黒くて硬くなってしまって、虫だって居やしないんだから。と、思ったらいきなり大雨! きゃ! 何!? いい天気なのに!? とっさに振り返ると、そこにはメガネを掛けた陰湿そうな人間が「あぁ面倒臭ぇなー。仕事したくねぇなー・・以下略」 私は溺れそうになりながら水激に押し流されて、気がつけば物陰に押し込まれていた。そして・・
あの日 あの時 あの場所で 君に会えなかったら 僕らはいつまでも 見知らぬカエルのまま
こうして僕らは陰湿そうなメガネ人間のいたずらで、運命的な出会いを遂げた。
つーか、仕事しろって。