シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

大人ライダー

先日見たバイク雑誌には、リプレイスマフラー(社外品マフラー)の特集が載っていた。「大人のバイク雑誌」を謳う雑誌にリプレイスマフラー。大人だからこそ、とか、純正のマフラーは大人し過ぎて迫力に欠けるとか、そんな事が「大人」なのか。
純正マフラーはとても厳しい騒音規制によって、排気音がかなり抑えられている。特に加速時の騒音を抑えている為、アイドリング状態でしか規制を受けないリプレイス品に比べて静か過ぎる印象を受けるかもしれない。だけど、分かる人には分かると思うけど、そのアクセルを開けた「加速時」が一番煩いんだ。排気音が大人し過ぎると思うなら、ヘルメットを脱いでアクセルを開けてみると良い。ヘルメットを被り、バイクに跨り走行している状態では、本当の排気音の大きさは分からない。ある人が言っていた。「良いマフラーの音は、エキゾーストノートであって騒音ではない。」 だけど、それはライダーの独りよがりな視点でしかない。
別にリプレイスマフラーが悪いと言っている訳じゃない。一応合法的な品物なんだし。だけど、大人ってそういうものなのか?「大人のバイク雑誌」ならば、その裏側にある弊害までも書くべきじゃないのか。そもそも、大人って何だ?大人のライダーって何なんだ?高価な外車に乗り、一流の服装やアイテムを身にまとい、隠れ家的穴場スポットにバイクで乗り付けて美味い物を食うのが大人なのか?
そういうメディアに踊らされないのが、本当の大人なんじゃないかな。