シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

独りで歩く

 

 

 

週明けに会社の山友と話した。どこそこの山に行ってきた。友達と、友達のネット友達と。と聞いた。聞いている分には面白そうだなぁって思うけど、僕はなんだか疲れてしまいそうだよ。やけにペースが速い人が居るとか、私は他人に抜かされたくないって言う人とか。

 女性が居れば見栄を張りたくなる。同性でも、自分の方が速いとか、有名な山にどれだけ登ったとか、ザックはどこのメーカーで、靴はどこのメーカーで、ウェアは・・と張り合いたくなる。分かってるよ。山で他人と比べたり競ったりするのが無意味だって事くらい。だけど、いざその場に立った時に、独りの時と変わらずフラットな感情で居られる自信が無い。所詮は煩悩に苛まれる凡人でしかないんだ。

それなら僕は独りで良い。妬ましいとか、コミュ障っていう訳じゃない(正直なところそれも多少は有るけど)。ただ、自然の中でまで他人に煩わされたくないんだ。競うのはあくまでも自分自身で、自分独りで、自分と過酷な自然に向き合えたら良い。同じ考えの人となら同行しても楽しいだろうけど、意気投合できる人もなかなか都合良くは居ない。

簡単に独りになれる雪山が良い。今年はたくさん降るだろうか。過酷な斜面を登れる良いスノーシューが欲しい。