XR600R入手時に整備していたらフロントブレーキのパッドが残り2mmを切っていて、まともに走れる様になったら早めに交換しなきゃなぁって思ってた。XRは車体が軽いのでフロントブレーキに掛かる負担もそこまで高くないとは思うものの、シングルディスクだし、簡単に速度が出てしまうからハードブレーキングになりがちだし比較的早く減りそう。ケチってブレーキディスクにダメージを与える前に交換しておきたい。
とは言うものの整備と車検でお金を使い果たしてしまって、何とか費用を抑えられないものか。毎度そんな事ばかり考えているけど、ネットで調べて安い社外品のブレーキパッドを使ってみる。
買ったのはYAMASIDAという聞いた事が無いメーカーの怪しいパッド。ヤフオクで新品1320円。超安いけど、果たしてブレーキをケチって良いものだろうか?余りに安くて大丈夫なんだろうか?って不安になる。恐る恐るネットで評価を見ると「普通に使える」とか「ジムカーナで愛用している」とか書かれていたので一応大丈夫そうな気がする。他にも千円を切る様な物も沢山有るんだけど、ブレーキとタイヤはケチり過ぎると大変な事になりそうなのでYAMASIDAで妥協しておく。
パッケージ裏面に性能表が描いてある。制動力とコントロール性が高いそうですよ。何を基準に評価してるのか分かんないけど。ヤスリでパッドの面取りをすると簡単に削れるので、比較的柔らかめな印象。制動力は期待できる分、摩耗は早いかもしれない。でも1320円だから気兼ねなく交換できる。
XR600Rのブレーキはピンスライドの2ポッドキャリパー。非常にオーソドックスなブレーキシステムで250ccクラスと変わらないんじゃないかと思うんだけど、ゴム製ではない硬いブレーキホースと相まってコントローラブルで頼りない感じはしない。モタード仕様にすると能力不足になるかもしれないけど、ノーマル状態では使いやすい。
キャリパーを固定する2本のボルトは長さが違うので、組む時に間違えない様に。
YAMASIDAパッド(左)と、チビたNISSIN製パッド(右)。見た目は変わらない。心なしかYAMASIDAの方が当り面が大きく見えるのは気のせい?もしかして意外に良い製品なのかも?
整備したばかりだけど、一応ピストンとスライドピンを掃除してシリコングリスで潤滑しておく。掃除すると非常にコントローラブルになるので定期的に掃除したい所。
新しいパッドを組もうと思ったら、パッドが厚くてブレーキディスクが入らない。ピストンを目一杯押し込んでギリギリ。パッドが厚いのは良心的とは思うけど、こんなにギリギリにしなくても。
実際に走ってみたけど何の違和感も無い。劇的な制動力ではないけど、明らかに劣る訳でもなく、交換した事を忘れてしまうくらい変わらない。耐久性はこれから使ってみないと分からないけど、ローターが減るよりパッドが減ってくれた方が有難いので耐久性は低い方が良い。これだけ安いと気兼ねなく交換出来るから助かる。素晴らしきネット社会。お陰で金が無くてもバイクに乗れる。
今回の出費
ブレーキパッド(ヤフオクで購入)
YAMASIDA A419SX 1320円
送料 300円
計 1620円