シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 体力

来週末はエンデューロレースです。レースに向けてバイクの整備をしてます。今回は、僕のバイクのお師匠さんが「コレを貸してやる」と言うので、ヤマハのセローで出る事にしました。まぁ、ありきたりなスペックでお姉ちゃんバイクなイメージなのですが、これもまた確信犯的な選択なのです。
昨年レースに使った怒涛の(ネタの)スズキDR800Sは既に手放して手元に無いので、今回は普通にレース仕様のまま長年放置していたホンダCRM250Rを整備して出るつもりだったのですが、CRMで1時間のビギナークラスを走っても楽しくも何ともないというか、初心者とは言えないレベルのライダーが戦闘力の高いマシンでビギナークラスに参加するのは反則的であって、出るなら必然的に4時間クラスなのですが、ペアライダーの居ない僕は4時間を1人で走るクラスに出なければなりません。4時間もの間荒れたオフロードコースをガンガン走っては、37才の中年オジサンは体が持ちません。ペースを落として体力を温存しながら地味に走るしか手が無いなぁ、と思っていた所にセローです。
ハイパワー、ハイスペック、ハイポテンシャルなCRMに比べて、ローパワーでロースペックなセローですが、1人で4時間オフロードを走り続けるというシチュエーションを考えると決して見劣りするものではないのです。逆にCRMよりも有利になるかもしれません。オフロードと言っても林道をツーリングする様なレベルじゃありません。瞬間的な速さは圧倒的にCRMでしょうが、それを維持し続けるには相当な体力が必要になります。パワーを使いきれる所はほんの僅かしかありませんし、瞬発力はパッシングには有利ですがそれもまた諸刃なのです。軽くて小さくて足つきが良くて燃費の良いセローは、過激に走る事は想定されていないものの意外に侮れないマシンかもしれません(まだ1度も乗ってないけど)。
ハイポテンシャルなマシンだから必ずしも好成績を残せるとは限らないかもしれません。自分の技量と体力に見合ったマシンに乗る事が、最終的にはベストな結果をもたらすのでしょう。そうすると、4時間のエンデューロをトータルで考えるとXR250辺りがベストなマシンなのかもしれませんが、生憎というか当然というかXRをレースに使っても良いですよなんて言うおめでたい人なんて居ない訳で、だけど、ありきたりなCRMやXRで走るのも何だがつまらなくて、なので僕にとってはセローの方が好都合ともいえるし、あのいかにも野暮ったいセローが一体どれだけ走るものなのか興味もあります。
いくらマシンが良くてもライダーがダメではどうにもならないのだから、今回初めて4時間1人クラスに参加する僕にとっては、自分の体が一番問題なんだけれどね。