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目指すのはジャンガリアンな生き様

ONTAKE EXPLORER PARK

 

ONTAKE EXPLORER PARKに行ってきました。OEPというのはシーズンオフの御嶽スキー場を利用したオフロードコース。雄大なロケーションの中、気兼ねなくワイドオープンに出来るオフロードバイク専用コース。料金は1人1日3,000円。

www.kushitani.co.jp

 

バイクの師匠Sさんが御嶽のオフロードコースに行くというので一緒に行ってきた。「御嶽まで自走で行くんすか?」と尋ねると積車に積んで行くと。御嶽まで走っていくだけで疲れてしまうので有難い。

積車に6台×2台。えらい大所帯。まるでレーシングチームと言いたい所だけど、マシンがセローとかくたびれたXRとかなのでバイク王の買取か?

 

料金を払い、説明を聞いて、コースイン。★1の初心者向けコースを上り頂上付近。めっちゃ良いロケーションだし、真夏なのに涼しい!

 

その後色々有ってテンション下がり気味なんだけど、師匠のSさんがハードエンデューロコースに行くのでついてこいと言う。受付の人が

「ここに行く時は係の者に声を掛けてから行って下さい。」

「係員の携帯番号が書いてあるカードを携帯し、無理な時は電話で助けを呼べ。」

と言うだけあって、本当にえげつない下り。フルブレーキングでもずり落ちていってまるで余裕が無い。ちょっとだけ平坦になった場所で写真を撮る。

 

師匠Sさんが下りてこない。やっと来たと思ったら違う人だった。このハードEコースで見掛けたライダーは彼一人だけだった。

 

えげつない下りで体力を消耗しきってしまったので、登り返すのはやめよう。公道に出て帰ろう、と思ったらゲートに鍵が掛かっていて出られない。意を決して登るか、助けを呼ぶか。

下りで出会ったライダーに話を聞くと、右寄りの★5コースはハードだけど、左の★4コース(画像)はとことこ登れば行けますよ、と言う。いや、とことこで登れる斜度じゃないよ?これは完全にヒルクライムだよね。しかも僕のバイクはキック始動なので、途中でスタックしたら再始動は不可能だ。

 

なんとか1段目を登った。えらいぞXR。写真が撮れる様な場所は何でもない場所なので意味がない。

 

途中Sさんがスタックしたのでサポートに行く。何とか再スタートできた。だけどこれ、コース名がESCAPEなのね。要は★5コースのエスケープルート。エスケープルートのエスケープが要るのでは。

 

タイヤ交換する暇が無くて完全にチビたタイヤで行ったのはマズかった。舐め過ぎだろコレは。よくこれでヒルクライムが上れたな。webで見ると走りやすそうな土路面のコースだから大丈夫だろうと甘く見ていた。webにコース走行動画も有るけど、上手い人が走ると何気なく見えるし、動画では斜度が分からない。

 

テンションが下がった要因の1つ。サイドスタンドの先端が折れた。XR600Rはスタンドを立てた状態じゃないとキックが蹴れないので、スタンドが壊れたというのは致命的。他にも、ヘルメットに付けたアクションカムのマウントが折れたり、タコメーターのマウントが吹っ飛んだり、ヘッドライトのバルブが切れたり、スタンドのナットが無くなったり、その他諸々。

 

今回はコース走行なのでブーツを持って行った。14年前に買ったガエルネのブーツ。プラスチックパーツは経年で劣化して壊れていくけど、ガエルネのエンデューロブーツはプラパーツが少ないのでとても14年前の物とは思えない綺麗さ。

 

と思ったら、バックルが壊れた。流石に14年は経過し過ぎか。ブーツ自体は大丈夫そうなので紐で縛るか。


 

 

youtu.be★1のイージーコース GATE1、GATE5、GATE9。この試し撮りの後、カメラマウントが壊れたので動画はこれだけしか撮れなかった。

 

 

youtu.beハードエンデューロコースのGATE11、2段目のヒルクライム。同行者のKさん(セロー250)。

 

www.youtube.comこのYouTuberの動画の後半部分がハードエンデューロ。何度か転んでいるけど僕も同様だったので全く笑えない。ヒルクライムは良いマシンと良いタイヤが有れば勢いで上れそうだけど、ハードな下りは良いマシンでも上手く操れないと転倒する。

 

 

週末もなかなか時間が無いんだけど、たまたま運良くタイミングが合ったので連れて行ってもらった。積車に積んで行ってもらえるのでとても有難いし、みんなで走るのも楽しい。

ONTAKE EXPLORER PARKは、思っていたよりも良かった。コースにバリエーションが有るからライディングスキルに合わせて好みのルートを選べるし、ハードエンデューロコースは本当にハードだった。あれはマジでエンデューロマシンでなければ走りたくない。でもハードエンデューロに出るにはあの程度のコースは難なく走れる位のテクニックは必要なんだろう。普段は漠然と走るだけなので、自分の技術と体力の限界付近で走行体験出来るのはコース走行のメリットだ。

XRは再始動が大変だしタイヤもまともではないからハードなコースは1回でもう充分と思ってたのに、同行者のKさんがハードエンデューロコースにチャレンジしたいというので付き合わされた。丁度1台TLR200(トライアルバイク)が有ったので「トライアルバイクなら楽勝」とそそのかされたけど、TLRのサスペンションは余りにも性能が悪くて酷い目に遭った。XR600Rより転んだ。プアなサスペンションのマシンは操作の練習になる、とも言われるけど、性能をアテにする様なシチュエーションではクソでしかない。サスペンションは本当に大事という事を身をもって体験した。

ハードなコースを2回も回ったので、膝が痛い。左右ともハードな登山をした後の様な痛み。胸と鎖骨付近は痣が出来て相当身体を酷使したみたいだ。そんな訳で、僕のスキルはハードエンデューロには達していない様だ。あのコースを危なげなく走り切れる程度のスキルが欲しい。

ハードなコースを走るなら、軽くて小さくて足回りの良いマシン(要は最新のエンデューロマシン)の方が良い。ただ、そういうマシンに乗ってしまうと、普通の林道や普通のコースではイージー過ぎて物足りなくなってしまう。だからよりハードなコースを走りたくなるんだけど、相応にリスクも高まるのでポテンシャルが高過ぎるマシンに乗るのもどうかと思う。TLR200は物凄く始動性が良かったので、僕のXRはやはりイマイチ調子が悪いのかもしれない。始動性が良くなればXRは素晴らしいファンバイクになるだろうから、もう少し涼しくなったら再度整備してみる。

同行メンバーの中でも色々あって、秋にまたリベンジだ!と言っていた。そのうちまた行くかもしれないけど、片道4時間かかるので御嶽は遠い。