シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

 倦怠

披露宴の弾き語り前に交換したダダリオのブロンズ弦はどういう訳かとても頑張って、既に4週間ほど使っているのに切れません。だけど、さすがに4週間も使うと、弾いた後に弦を拭き拭きしてもどうしても錆びてしまって、そうするとピッキングする指先にザラザラとした不快感が伴い、とても気持ちよく弾けたもんじゃありません。もう充分使ったでしょう。という事で弦を交換しました。
交換したのは、ストロークには不向きな印象で弾き語りには使わなかったSITのフォスファーブロンズ弦。交換して弾いてみると、そりゃもう感動するほど良く鳴ります。今まで使っていた弦が随分とくたびれていたのと、フィンガーピッキング向きではなかったというのもあるだろうけど、凄く良く伸びる。気持ち良い。今までのは何だったんだろう?って思うほど。
新しい弦に替えて、とても良く鳴る様になって、それはとても良い事なんだけど、でもこれって練習する事を考えると本当に良いんだろうか? くたびれてなかなか鳴らない弦を何とか綺麗に鳴らそうと力を入れてみたり、ピッキングの精度を上げようとしてみたり、色々苦労していたんだけど、SITの弦に替えたら力を入れなくても音が出るし、よく伸びる。力まなくても、適当でもちゃんと音が出るのならそれでも別に良い様な気はしますが、でも、鳴らない弦できちんと音が出せる技術が有れば、鳴る弦を使えばもっと鳴る様に弾けるんじゃないか、とも思えるのです。
上手い人は生ギター(ギターそのものの音だけで、アンプを使わないギター)でも驚くほど大きな音が出せる、と聞いた事があります。イベント等では大抵みんなエレアコアコースティックギターだけどアンプで音を増幅させられるギター)を使っているので、僕は上手い人が生ギターを弾いているのを直接見たことがありませんが、アンプやエフェクターで誤魔化せない分、生ギターは技術の差が大きく出そうな気はします。
今の僕のレベルで、ただ闇雲に鳴るギター、鳴る弦を追い求めるのもどうなんだろう。でも、鳴るに越した事は無いし、良く鳴ると弾いていてとても気持ちが良いし。ギターの練習を始めて2年。少々マンネリ化してきた感も無きにしも非ずといったところで、これからどうしようか、と考えたりしています。