※コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。
2019年10月28日(月)晴れ
多度山~恋姫山に登る
08:40 多度峡駐車場 無風 17℃
10:50 パラグライダー場 微風 15℃
12:10 恋姫山 無風 15℃
14:25 多度山頂公園 無風 14℃
15:05 多度山健脚コース登山口 無風 16℃
15:20 多度峡駐車場 無風 20℃
駐車場発〜駐車場着 23.4km 6時間40分(休憩含む)
駐車場標高:46m 最高点:694m 標高差:648m 累積標高登り:1195m
道中の飲料水 1.1L(お茶1.1L)
着衣(上) 長袖シャツ ウインドブレーカー(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン(薄手)
靴 DOLOMITE CONDOR CROSS GTX
他 帽子 ストック
久しぶりに山に登る。前回から5ヶ月以上空いてしまった。登りたい山やルートも有ったけど、今回は多度山に登る。奥さんの職場のおじさんが多度山をホームコースにしていて頻繁に歩いているらしく、良い所だから登ると良いよ。って手書きの地図までくれた。6月頃に。いや、暑くて登れんやろ。って涼しくなるまで寝かせておいた。
多度山なんてハイキングレベルというか散歩レベルだけど、単純に多度山に登るだけではなく、その先へ縦走しながら北上していく。おじさんの地図では北上して下山、電車で戻って周回、というルートになっているけど、バカな僕はピストンで戻る。
アクセス
岐阜方面からだと国道258号を南下し、多度大社方面へ右折。多度大社まで。多度峡駐車場は多度大社前駐車場の脇の路地を入って行くんだけど、すれ違いが困難な細い道。どうせ周回するんだから多度大社に停めておけば良かった。多度大社駐車場は休日有料、平日無料。多度峡駐車場も有料と書いて有る。
ルート
今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。
多度大社を起点として、登りは多度峡へ進み瀬音の森コースで登る。後北上し、恋姫山まで。多度山まで引き返して健脚コースで下山。
平日の駐車場は誰も居ない。娘が全然車乗らないので、今日は軽自動車。
駐車場にルート案内が有る。多度山へ登るルートは色々有る様だけど、山登りの雰囲気を味わうなら瀬音の森コースだろ。
多度峡へ進む。何か綺麗な施設が有ると思ったら、バーベキューハウスだった。まだ新しい。この先も水遊び出来る場所など有って、夏場は混雑してそう。
沢を外れたら山道になるのかと思ったら、意外にずっとしっかりした道。お地蔵さんも綺麗にしてある。
登山道に何故石垣?結構上の方まで石垣が点在してる。観光登山道にしては労力掛け過ぎだし、道が広くてしっかりし過ぎてる。宗教関係なのか、生活道なのか、何か他に用途が有ったんじゃないか。
序盤で沢から外れて地味に斜面をジグザグ登るのかと思ったら、結構上の方まで沢沿いに歩く。沢の支流へ切り替えつつルートが進む。結構良い雰囲気。
多度山山頂へ向かうルートと、石津御岳、恋姫山方面へショートカットするルートの分岐。多度山頂は帰りに寄るとして、ショートカットに進む。
登山道っぽくなった。傾斜もそこそこ。
多度山頂から石津御岳に向かうしっかりとしたルートと合流し北へ進むとT字路に突き当たり。左は石津御岳へ向かう旧道、右はNo30鉄塔を経由して石津御岳へ向かうルート。どっちに行っても行先は同じらしい。
No30鉄塔経由で進む事に。が、いきなり不明瞭。トレースはしっかりしているけど、今までがハイキングコースレベルだったから、落差に驚く。鉄塔からは良い眺め。向こうに御在所が見える。良い天気。
開放的な尾根道に出た。良い眺め。
明るい尾根道を進む。
パラグライダー場。今日は誰も居なくて静か。とても良い眺め。
不意に大きな小屋が現れた。形状から神社関係の建物っぽいけど扉も窓も全部締め切ってある。石津御岳はここから50mほど下った所にある。てっきり登る(ピーク)かと思っていたので、うっかり通り過ぎてしまった。道端に三角点が有るだけで眺めは良くない。
御岳神社。山奥にひっそりと建っている。
不意に林道に出た。伐採地。ここは本当にルートなのか?といぶかしんでいると、標識が有った。登山道と林道が交錯するからややこしい。
で、どっちやねん。登山っぽいのは直進だけど、おじさんからもらった手書きの地図は林道を進むと書いて有るので左の林道を進む。とても登山という雰囲気じゃない。
林道進むと標識が出てきた。標識の下に恋姫山の標識が有る。うっかり見落とすところだった。
結構大きな池が有る。いくつか池が点在している様。
舗装された林道の向こうに恋姫山の標識が有る。
3時間半で恋姫山。恋姫山なんてネーミングに期待に胸膨らませ歩いて来たのに、恋も姫も見当たらない。どうした?
恋姫山の眺望はそこそこ。山の向こうに伊吹山の頭が見える。
向こうは霊仙か。
電車使わずピストンで戻る。おじさんの地図には美濃松山の眺望が良いと書いて有るので寄ってみる。
美濃松山は寄った方が良い。歩いて来た山々を見通せるのはここしかない。
あとは下るだけだから消化行程だな。と思いきや、何か標識が有る。相場振り跡って何?振りっていうのは旗信号か何かだよな。そうすると眺めは良いのかも。
相場振り跡。かつてのデータ通信基地。米の相場を伝達する為に、桑名からここを経由して赤坂まで連絡したらしい。
多度山頂公園着。恋姫山、石津御岳方面から多度山に向かうと思い切り下り傾向だから、全然山頂という気分じゃない。
山頂に神社。鉄製の大きな鉢が有る。
眺望は良いです。
下りは健脚コースで。何が健脚だよ。車も通れる様な広くてしっかりした林道じゃねーか。と思ったら通信施設までで、その先は普通に登山道。
途中に愛岩神社跡地。手洗のみが残ってる。
かなり整備されたルート。3、4人並んで歩ける。で、14時過ぎなのに手ぶらで登ってくる人多数。ガチ装備の僕が浮くじゃないか。
健脚コースは麓の愛岩神社脇に出る。
多度大社を経て。しまった。賽銭くらい持ってくれば良かった。
路地にスマホを持った人だかりが。何だろう?って見ると猫がごろごろしてた。ええな、お前ら。ごろごろしているだけで人気なんて。
駐車場着。車増えてるけど3台。
ルート
多度山 瀬音の森コース
多度峡沿いに進むルート。距離は長いけど沢は綺麗で路面も歩きやすく、良いルートだった。石垣を眺めながら先人たちの暮らしに思いを馳せるのも良し。
多度山 健脚コース
とても良く整備されたルート。序盤から中盤まで木製の階段。平日の午後でも人を良く見かけたので、良く歩かれているルートと思われる。そこそこな傾斜が続くので登山的。最短で多度山に登れる代わりに眺望は期待出来ない。
多度山~石津御岳~恋姫山
20km以上歩いて累積標高が1200m程度なのでかなり歩きやすく、トレランしている人もちらほら見掛けた。トレースはしっかりしているけど低山あるあるで、登山道、作業道、林道が交錯する為何処を進めば良いのか判断に迷う時が有る。歩いている人はそこそこ居るので、GPSログや地図を用意しておいた方が良い。国土地理院の地図を持って行ったけど、意外におじさんの手描き地図が役に立った。おじさんの地図が無ければ色々見所を見落としていたと思う。参考に載せておく。
感想
多度山なんてハイキングコースだろ。って思ってたけど意外に悩まされた。多度山は良い。本当にハイキングコースだから。ただ多度山から北上するならちゃんと準備した方が良い。慣れている人なら良いだろうけど、里山トラップにはまりそう。
多度山から先はとても静かだ。何か特別なものが有る訳じゃない。でも、静かに山を歩けるのはそれだけで何だか幸せだ。
久しぶりに歩いたので勝手を忘れてしまって行動食が足りなかった。そりゃ20kmも歩けば腹も減る。普段は万一の時に備えてビバーグしても耐えられる位余分に持って行くんだけど、食べきってしまった。