2012年モデルのロードバイクを1年前に入手してから2700km程漕いできて、趣味としては定着して続いている。なので一度確認も兼ねてグリスアップしておいた方が良さそうだ。
作業手順を紹介しているサイトを参考にメンテする。
まずは簡単なフロントから。ホイールを外してシャフトを抜いて、あれ?何か構造が違う。普通に深溝玉軸受が入ってる。6901のシールタイプ。
あんまりこの手のベアリングはシールを外したくない(外した所から水が浸入しやすくなる)んだけど、せっかくなので確認の為開けてみる。リーテーナー(保持器)付きのベアリングなので玉がバラバラにならない。意外に綺麗。グリスも充分保持されているし、乳化や硬化も見られずかなり良い状態。これは下手に触らない方が良さそうだ。
フロントがあれだけ綺麗だから、リヤもあえてメンテする程でもないかも。でも念の為開けてみる。リヤはカセット(リヤスプロケット)を外さないとベアリングを触れない。予め専用工具を買っておいた。自転車用工具は安くて良いな。
カセット側はシールが2重になっている。外側シールの中に、シール付きの深溝玉軸受けが入ってる。
カセット側は6902、反対側は6802。負荷が掛かる方が大きなベアリングが使われている。ガタつきやゴリゴリ感は無いけど若干重いので、古いグリスを掃除してグリスアップしておく。
せっかくバラしたのでカセットも掃除しておく。カセットはULTEGRAじゃないっぽい。簡単にバラせるので、平地用と別にヒルクライム用を持っていても良いかもしれない。
にしても、ペラペラなのに更に肉抜き加工してある。良い物が欲しくなるとか、部屋に飾っておきたくなるのも分からなくも無い。機能を極限まで突き詰めた物は見ていて面白い。
ハブ分解用に買った薄型スパナは要らなかった。深溝玉軸受なら、分解するついでにいっそ交換してしまった方が良いんじゃないのか。工業用だと安いけど、自転車用(メーカー純正部品等)だと高そうだな。
結果的には状態は悪くなかった。だから整備後に劇的な変化は体感出来ないだろう。劇的に変わる様ではメンテのタイミングが遅過ぎるし。BB(ボトムブラケット)も一度メンテした方が良いんだろうけど、クランク外したりしないといけないので面倒くさい。メンテはショップにお任せ、というのも分かる。時間も限りがあるから、乗る事に集中したい。僕は時間が無いけど金も無いので自分でやるけど。