車検に向けて整備して、いざ!という時になってキックアームが壊れた。
車検をお願いした車屋さんから「キックアームが壊れた」と連絡がきた。キックアームの根本、車体外側に展開する軸部で亀裂が入って割れている。こんな物、壊れるんだ。XR600Rはキック始動のみ(セルがついていない)なので、キックアームが無いとエンジンを掛けられない。出先で壊れなくて良かった。
キックアームの内側に亀裂が入り、気付かないまま使い続けて完全に割れた、という感じ。キックを蹴る際に内側に大きな負荷が掛かるけど、普段は収納されて内側になるから亀裂に気付かなかった。車屋さんが溶接補修してくれたけど、一発で割れた。アルミ製で負荷が掛かる部分なので直すのは難しい。
車検で金が掛かるのに、修理で更に金が掛かるのは痛い。けど直さないとエンジンが掛けられないので車検どころじゃない。仕方なく部品を買って直そうと思ったら、純正部品は既に欠品になっている。ヤバい。キック始動のバイクでキックアームが無いのは致命的じゃないか。エンジン掛けられないじゃないか。いや待て、XR600Rなんてホンダが世界中で売りまくったベストセラーモデルじゃないか。純正部品じゃなくても何か有るんじゃないか?と調べてみたけど分からない。仕方がないのでオフ系に精通しているうなぎさんに聞いてみた。すると、
GB500 or 400
XR400R
のキックアームが互換があると教えてくれた。そうかなるほど、いずれも同型のエンジンでキック始動だからか。GBも古いので、既に欠品になっている。XR400Rはまだ部品が買える。キックのシャフト(クランクケースから出ているシャフト)のシール内径はXR400RもXR600Rも同じ。スプラインシャフトの形状までは分からないけど、シャフト径が同じならわざわざ変える様な事はしないだろう。なので多分XR400Rのキックアームなら取付互換が有りそうだ。XR400R用のキックアームを購入する。
XR400RのキックアームASSYをXR600Rに取付ける。全く違和感が無い。というか、XR600Rと何が違うんだ? キックアームがちょっと後ろに寝すぎの様に見えるけど、壊れる前からこんな感じだったので形状も同じっぽい。
XR600Rのキックアームと比較してみる。長さも変わらない。もしかして、キックアームASSYじゃなくて、割れたキックアーム部分だけで購入しても使えたのかも?
ちなみに、バイクの師匠SさんがXR650Rのキックアームを代用しようとしてくれたんだけど、取付は合うけどキックアームがどこかに干渉すると言っていた。ただXR650Rのキックアームは肉厚になっている様なので強度的にはXR600Rより有利そうだし、干渉する部分を修正出来ればXR400Rのキックアームを使うより良いかもしれない(詳細は見ていないので不確定)。
思わぬ出費だったけど、とりあえず何とかなって良かった。キックアームが無いキック始動のバイクなんて何の役にも立たない。
今回の出費
キックアーム XR400R用
28300-KCY-761 ARM ASSY,KICK STARTER 1個
部品代 10,765円(税込)
送料 850円
計 11,615円
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