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目指すのはジャンガリアンな生き様

味噌ラーメン(即席カップ麺)を食べ比べる

 

 

 

僕は味噌ラーメンが好きだ。ラーメン屋に行ってメニューに味噌ラーメンが有れば味噌を頼む。カップ麺も味噌味を選びがちだし日清カップヌードルは味噌味が一番好きだ。ただ、カップヌードルの味噌味はやや味が濃過ぎるのと、他の製品に比べるとかなり割高だ。そんな訳で他の味噌味のカップ麺を食べ比べてみた。

スーパーで見てみると、名の知れたメーカーの製品から聞いた事が無い様な製品まで結構色々売っている。それを食べ比べてみる。尚、僕は食通とは程遠い無頓着な人間なので正確な評価が出来るとは思えない。評価は極めて主観的だし、体調やお腹の空き具合、気分、食べる順番でも変化しそうなので本当にアテにならない。ただ、記憶だけではあやふやになってしまうので、折角なら自分の備忘録的に記録しておくか、どうせ記録を残しておくならアップロードしておくか、程度のものでしかない。まぁ食の評価なんて人の好みによるのでどうしたって主観的にしかならないけど。あと、価格は購入先や時期によって変動するし、全てを同一店舗で購入出来ないのであくまでも目安。

 

商品名 カップヌードル(味噌)

メーカー 日清

価格 167円/187円(購入先による)

コスト ★★☆☆☆

品質 ★★★★★

総合評価 100点/100点

しっかりとコクの有る独特のスープに具沢山で文句のつけようがない。お湯を注ぐだけで出来るし、カップは紙製なのでゴミの処分が楽だし、徹底的に省力化していながら高いクオリティを維持している。カップヌードル特有の麺もスープが良く絡み、これはこれでアリなのかなと思わせる。改めてカップヌードルは凄いと思う。難点は他の製品と比べて価格が高過ぎる事。あと、やや濃い気味なので頻繁に食べるとちょっとうんざりする。

 

 

 

商品名 味噌ヌードル

メーカー 大黒食品工業

価格 77円

コスト ★★★★★

味 ★★★☆☆

総合評価 80点/100点

味も麺もサッポロ一番風。良くも悪くも一般的な印象。麺は細麺だけど比較的しっかりしている。多くはないけど具(野菜)も入っていて意外にもクオリティが高い。スープはあっさりした感じだけど薄過ぎる感じはしない。値段が安過ぎて懐疑的だったけど、コストパフォーマンスは極めて高い。かやくやスープが別袋になっていないので、フタを開けてお湯を注ぐだけで良いのは手軽で良い。カップが小さめなのは保管や携帯しやすく、また紙製でゴミが捨てやすいのも利点。

 

 

 

商品名 ごまみそラーメン

メーカー 大黒食品工業

価格 97円

コスト ★★★★★

味 ★★★☆☆

総合評価 85点/100点

ぱっと見ただけでは分からないけど、先の味噌ヌードルと同じメーカーの物。こちらは大盛りでカップも大きい。麺は細麺。少な目だけど、具はゴマ、ネギ、コーン、ひき肉が入っている。スープはあっさり目。塩味が強過ぎなくてクセがない。100円を切る価格ながら大盛りでこのクオリティは凄い。

 

 

 

商品名 味噌ラーメン

メーカー 食のスナオシ

価格 69円

コスト ★★★★★

味 ★★★☆☆

総合評価 80点/100点

麺は中太。少な目だけど具はワカメ、モヤシ、コーンが入っている。スープはあっさり目で塩味は強過ぎない。驚愕の値段だけど普通に美味しくてコストパフォーマンスはズバ抜けている。

 

 

 

商品名 カップスター 味噌味

メーカー サンヨー食品

価格 137円

コスト ★★★★☆

味 ★★★★★

総合評価 100点/100点

麺はスタンダード。サンヨー食品版謎肉、コーン、インゲンと具もしっかり。味や食感はサッポロ一番的で良い意味で可もなく不可も無く安定的。スープは濃過ぎず塩味もキツ過ぎず食べやすい。かやくやスープは別袋になっていないのでお湯を注ぐだけで良い。メジャーメーカー製だけあって完成度は高めだけどカップヌードルに比べると50円の価格差が有るのでコスパは良い。


 

商品名 QTTA コク味噌味

メーカー 東洋水産

価格 138円

コスト ★★★★☆

味 ★★★★★

総合評価 100点/100点

メジャーなメーカー製だけあってクオリティはカップヌードルに匹敵する。具も豊富でスープは薄くも無く濃くも無く丁度良くて完成度が高い。かやくやスープは別袋になっていないのでお湯を注ぐだけで良い。カップはプラ製の独特の物(2重構造?)で、スープがちょっと飲みにくい。価格とクオリティのバランスが極めて高くて、風味的にもこの製品が一番好きだ。価格差も含めてカップヌードルを選ばなければいけない理由が無い。唯一なかなか売っている所が無いのが難点。

 

 

 

後記

そもそも何故そんな食べ比べをするのか、そんな事に意味が有るのか、と言えば、それは僕は仕事の昼食(夜勤の場合は夕食)でカップ麺を食べているからだ。出勤時間がとてつもなく変な時間なので、悠長にご飯の用意をしていられないし奥さんに頼めるような時間でもない。日勤の時間帯なら職場で仕出し弁当を頼めるけど、勤務時間が不規則なので仕出し弁当が配達される時間にご飯の時間を合わせられるかも微妙だ。だからいつもカップ麺とご飯を持って行く。

大体この6種類をローテーションさせている。限定している訳では無く、他にもチキンラーメンスガキヤカップスターなど比較的あっさり目な商品も含めたいところだけど、いつも購入しているスーパーには置いていない。

 

カップ麺は色々売っているけど、僕が求める要素は

・比較的あっさりしていること

残さを残したくないのでスープも完食出来る方が良い。なので過度に濃い物は敬遠している。

・ほどほどに美味しいこと

インスタントラーメンに期待はしないけど毎日食べるのでほどほどには美味しい方が良い。

・携帯しやすいこと

カップが小さい方が持ち運ぶのは楽だ。ただ必須の要件じゃない。

・コストパフォーマンスが良いこと

価格優先ではなくて、品質とのバランス。安ければ良いというものでもないし、高い方が良いという訳でも無い。

これらの要望を踏まえて日清のカップヌードルを主に選んでいた。

カップヌードルは良い商品だけど、価格が高めなのと味噌味は味が濃過ぎる印象。カップヌードル独特の具の謎肉も、味噌味は通常の物とは違う味付け(山椒風味)になっているんだけど、それも個人的にはちょっとイマイチ。特に一時期カップヌードル味噌味だけ割高で売っていたので無視出来ない価格差になってきた(今は他の味も値上がりして一様に高い)。それなら他のカップ麺を食べてみようかと思ったんだけど、スーパーで売っている他のカップ麺があまりにも安くて「これは大丈夫なのか?」と心配になってしまう。なので試食して記録を残しておいて今後の参考にしようというのが本来の主旨。

実際に食べて見ると、安いカップ麺でも普通に美味しい。メジャーな製品と比べると流石に見劣りする点もあるけど、このクオリティをこの価格で販売するというのは並大抵の事では無い。すさまじいまでの企業努力の成果だろう。価格はカップヌードルの半額程度なのでこれで採算が取れるのか心配になってしまうレベルだ。だけど名の知れたメーカーじゃない場合は、メジャーな製品に対抗する為に価格で競争せざるを得ないんだろう。その熾烈な競争のおかげで、僕らは安価な食品を買う事が出来る。

しかし改めてカップヌードルは凄いと思った。思えばカップヌードルは「本物のラーメンの再現を目指していない」。カップヌードルはもはや「カップヌードル」というカテゴリーの食べ物だからだ。圧倒的な知名度で、他に比べて相当割高な製品なのにも関わらず何処のスーパーでも何処のコンビニでも売っている。それだけニーズが有るという事なんだろう。これに打ち勝つのは並大抵の事ではない。

逆に、QTTAはなかなか売ってない。売っていても定番の醤油味しか無かったり、限定の変わった味の物しか無かったりする。ネットで買おうと思っても逆に割高になる。価格と品質のバランスが非常に高い製品なのでもっと売れても良いんじゃないかと思う。味噌だけ別に買いに行くのが面倒なのでいつも利用するスーパーに入れて欲しい。

他にも探せば色々な製品が売っているけど、いつも利用するスーパー(近隣の3店舗)ではこれ位の品揃えだし、キリが無いのでこの辺でやめておく。

 

いつも思うのは、日本の食品のコストパフォーマンスは物凄く高いんじゃないか。日本の主要な産業というと、車やバイク、メカトロや電気製品が注目されるけど、食品産業も凄い。インスタントラーメンに限らず冷凍食品、レトルト、総菜やお弁当、菓子類など食品全般で、これだけのクオリティと安全性、衛生面を維持しながらこれだけ安価に提供出来る国が他に有るんだろうか。この国が平和で居られるのは、美味い飯を腹一杯食える環境に有るからじゃないのか。美味いというのは高級という意味じゃない。例え100円のカップ麺だとしても、それは御馳走になり得る。今回比較の為に1週間以上味噌ラーメンを食べ続けてきた(一気に食べ比べないと曖昧になる)けど、安い製品も高い製品もそれぞれ個性的で違うからいまだに飽きない。3週間くらいは食べ続けられるんじゃないだろうか。素晴らしいクオリティだ。

 

ちなみに、毎日昼食をカップ麺にしたら体調を崩すかと心配したけど、特に変わらない。1年ほど様子をみて悪化する様なら食事を見直そうと思っていたけど、健康診断ではコレステロール値が高いくらい(これは以前から)で、特に異常は無かった。1食カップ麺にした所で大した影響は無さそうだ。