シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

能郷白山 積雪期 能郷谷から

 

 

 

※コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。

 

2024年1月1日(月)晴れ
能郷白山に能郷谷から登る

 

 

06:45 林道ゲート 7.3℃

07:50 登山口 3.4℃

10:45 前山 3.0℃

12:20 能郷白山山頂 -2.5℃

 登り所要時間5時間35分

13:50 前山

15:20 登山口

16:10 林道ゲート

 

 

駐車場発〜駐車場着 17.2km(内林道7.0km) 9時間25分(休憩含む)
駐車場標高:383m 最高点:1617m 標高差:1234m 累積標高登り:1489m
道中の飲料水 0.6L
着衣(上) 長袖インナー 長袖シャツ ハードシェル フリース(未着用) ULダウン(未着用)
着衣(下) シェルパンツ タイツ
靴 ASOLO シェルパGV アイゼン スノーシュー
他 ヘルメット グローブ ストック ピッケル ゴーグル バラクラバ

 

 

 

アクセス

能郷谷までは、国道157号線を北上、黒津口バス停の三叉路を左、道なりに林道終点まで進む。ゲート付近に5、6台停められる空地が有る。作業の車が出入りするのでゲート前には停めないように。

積雪の状態によっては林道終点まで車で進めない場合がある。手前の橋の辺りまでは除雪される様なので、場合によっては林道が+5km程度になる場合もある。

 

ルート

今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。

能郷谷から能郷白山を目指す。基本夏道と同じ。

地図詳細とGPSのデータファイルはこちらを参照下さい。

カシミールから地形図を印刷する手順はこちら

 

 

最近暖かいから林道に積雪が無い。林道終点のゲートまで車で進めた。

 

根尾の山奥にある能郷白山なら雪深いかと思ったらそうでもない。上空の雲の流れが速い。山頂付近は風が強そうだ。天気予報ではこれから穏やかな気圧配置になっていくはずなので、山頂に着く頃には収まっていると良いんだけど。

 

1時間くらい林道を歩いて登山口。誰も居ないな。

 

渡渉。直近歩いた人の記事で岩が滑りやすいと書いて有ったので慎重に渡る。

 

序盤の急登。比較的歩きやすいとはいえ、やっぱりしんどい。

 

尾根に出て前山を目指す。なかなかペースが上がらない。

 

前山。快晴だけどやや風が有る。

 

あれ?能郷白山ってあんなに険しかったっけ?と思ったら隣の磯倉だった。

 

前山から、歩いて来た尾根を見下ろす。今日は快晴で遠く伊勢湾まで見渡せる。スタートから4時間、既にもうやり切った感が。

 

前山から能郷白山を望む。遠くね? まだ1時間半~2時間くらいかかるのでは。

 

山頂直下の急登まで来た。誰も歩いてないな。

 

壁の様。急斜面なので直登すると大変そうなので、左にトラバース気味にかわしつつ登る。

 

山頂付近の祠。冬季閉鎖中。風が強い。カメラのバッテリーが切れた。

 

下ると穏やか。振り返ると自分が歩いたトレースが続いている。なかなか感慨深い。

 

バズってるので岐阜のポーズ。山頂で撮ろうと思ったら強風でそれどころじゃなかった。

下って、後は林道を歩いて帰るだけ、という所で渡渉に失敗した。向こう側の岩滑りそうだな、滑るかな?滑るかな?って、こっち側で滑るんかーい!と見事なまでの転びっぷりで、しかも慌てて「うわっぷ!」とか言いながら尻もちついて腰まで浸かった。気温2℃の中ずぶ濡れで林道を1時間とぼとぼ歩いて帰って、元旦早々何の罰ゲーム?


 

 ルート

能郷白山 能郷谷

積雪期でも基本的には夏道と同じ。ただ積雪によりトレースは見えないので、歩きやすい所を歩く事になる。難関は登山口直後の渡渉と序盤の急登、山頂直下の急登など。積雪状態によってはかなり体力を消耗する。

今回はかなりしっかりとしたトレースがついていたので、そこそこの人が歩いてた様。ただ、伊吹山藤原岳ほど登山者は多くない。トレースは1晩で消える時もあるし、なんなら自分が歩いたトレースが帰りには消えているという事もあるある。更に視界が悪いと進む方向を見失いがち(過去に実際に失敗した事が有る)。トレースが無くても、視界が悪くても、自力で帰ってこれる程度の技量は必要。積雪期の能郷白山を登ろうなんて人はそれなりの経験者だろうから余計なお世話だとは思うけど。

この時期気になるのは、林道を車で何処まで進めるのか?と渡渉状況だと思う。今回は林道終点まで車で進めたけど、積雪状態によっては林道終点より手前から歩かなければならない場合もある。

ピッケルは持って行ったが使わなかった。山頂直下では使う場合も有るかもしれない。ヘルメットが必須な状況ではないけど、急登で滑落も起こり得るので推奨。

 

 

 

感想

元旦だからとか、登り初めとかそういう事ではなく、単に時間が有っただけ。家族は寝正月を決め込んで「昼まで寝てるから山行って良いよ」と言われたので、じゃあお言葉に甘えて。

例年冬は伊吹山に登っているけど、最近は暖かい日が続いて雪山を満喫という雰囲気じゃない。能郷白山なら山深いから積雪も多いだろうという事で選定したけど、能郷白山も積雪量は多くなかった。

ただ、かなり歩きやすい状態にも関わらず山頂までの往復は体力的にも時間的にもギリギリだった。かなりブランクも空いてしまったし体力も衰えているので、もう少し余裕を持った方が良さそう。

あと、ヤマレコとかヤマップなどにデータをアップするのもどうかと思った。記録をアップするなら山頂を踏んでおこうか、と無理をしかねない。大体あの手のサイトに沢山アップする人は腕(脚?)に覚えがある人が大半だ。誰も敗退した記録や失敗した記録などアップしたくはない。だけど、本当ならそういう失敗したデータの方が有効だと思ってる。サクサク歩いている人のデータは有るけど、その一方で失敗しているデータも沢山有る、となるとより客観的に判断出来るから。