いや、まじコレ面白い。何だこのクオリティは。これが無料で遊べるってどういう事だ?
陰鬱とした雰囲気を醸し出す3Dダンジョン形式のRPG。
キャラクターは綺麗なグラフィックで描写される。今時な萌えキャラ画風じゃないのがとても良い。普通におっさんキャラが居る。そういえばおばさんキャラは居ないな。
盗賊のジャンが「このパーティ結構気に入ってるよ」って言うんだけど、僕もこのパーティ気に入ってるよ。何とか死なせずに進めたい。
ちなみに自分のキャラクター名はチュートリアルで勝手に命名された名前(自分でも決められる)。
ダンジョン内部も綺麗なグラフィック。陰鬱とした雰囲気、モンスターとエンカウントする緊張感。
ちなみに、ダンジョン探索の時間が長くなると前衛キャラが薄汚れていくという凝りよう。あと、戦闘終了後にパーティのキャラクターが個に応じたセリフをしゃべるんだけど、「もっと丁寧な指示をして」とボソッとダメ出しされたりしてなんか妙にリアル。
スマホゲームは遊びたくなる様な物がなかったのでほとんど遊んでいないんだけど、ウィザードリーは凄い。スマホゲームのレベルじゃないだろコレ。原神とかも素晴らしいんだけど、キャラデザインが若過ぎるのと、アクション性が高くて僕には辛い。
ウィザードリーはその昔、PC版(NEC PC8801)で遊んでいた。当然こんなに綺麗なグラフィックではなかったし、キャラがセリフをしゃべる事も無い。戦闘の描写もない。BGMも無く、ただひたすらガッチャコガッチャコとフロッピーディスクを読み書きする音がするだけの世界。ダンジョン内部は白線のみのワイヤーフレーム描写でしかなかったし、オートマッピング機能も無いから自分で方眼用紙に手書きでマッピングしなきゃいけなかった。なんせあっけなく死ぬし、死んだ後がめちゃくちゃ大変だから何とか生きて地上に戻る為に慎重にならざるをえない。うっかり「あ、死んだ!」と思ったら書き込まれる前にすかさずガチャッとフロッピーディスクを引き出さないといけなかった(5インチフロッピーディスクに常時書き込みしている)。だけどそれでも自分の脳内で補正して、白線のみのダンジョンはやっぱり陰鬱として恐ろしかったし、モンスターとエンカウントすると手に汗握る緊張感が有った。リアルタイムに(キャラが)死ぬかもしれないという緊張感。
それに比べたらDaphneは随分と楽だ。マップも自動だし、個性的なキャラが動いてしゃべるし、死んだ後も昔のウィザードリーよりはかなり優しくなっている。とはいえやっぱりウィザードリーで、そこには手に汗握る緊張感がある。昔のゲームは理不尽に難易度が高かったから、丁度良いバランスだと思う。
1つだけ困るのは、時間が溶けるという事だけだ。