使っていたブーツが壊れた。ガエルネのED-PROというブーツ。
ベルトを留めるバックルが取れてしまった。バックルのベース部分が経年劣化で亀裂が入り割れてしまった。
左は一応まともそうに見えるけど、やはりバックルのベース部分に亀裂が入っているので長くはもたないだろう。
シフトガードも割れた。これも経年劣化。
というのもこのブーツ、購入したのは2007年なので17年前の物。そりゃ壊れるのは当たり前。とはいえ購入後エンデューロレースに使ったのは1回のみ、その後オフロードバイクも休止していたりと使用頻度は少なくてブーツ自体に損傷が無い。買い替えるにはしのびない(金も無い)。調べるとブーツの修理をしてくれる様なので、修理してみよう。
バックルの修理は1ヵ所1,700円、最下段のバックルのみ2,000円、シフトガードが2,600円。バックルは4ヵ所×左右なので、総計18,480円(税込み)。そこそこな金額が掛かるけど新品のブーツは4~5万円くらいなので直せるなら直したい。かなり古いブーツなので、修理対応可能か問い合わせてみた。
回答は「修理は出来るけど費用が18,000円と高額なのに対し、踵や脛部分が壊れると修理が無駄になるので、どうしても直したいというのでなければ買い替えをお勧めする」との事。まぁ17年前のブーツならそう言うよな。後からよくよく見ると僕のガエルネ ED-PROは踵にパーツが使われていない(ブーツ本体の革のみ)のと、脛のガードがビス留めになっているので今の現行モデルとは違う様だ。踵にパーツが使われていないなら壊れる物が無いので修理依頼しても良かったんじゃないかと思うんだけど、脛パーツも壊れる可能性があるので修理依頼は諦める事にした。
しかし、これを捨てるのはちょっと勿体ない。ブーツ自体には問題が無いのだから。紐で縛るか、バンドで締めれば使えないかな。でも紐はほどけて絡まると危険だし、ゴムバンドか何かで・・と思案しながら、どうせ修理出来ないのならダメ元で自分で修理するか。以前ロードバイク用のビンディングシューズを直した時に使った接着剤でバックルとシフトガードを修理する。何だかこんな事ばかりしている気がする。
バックルの最下段は取れてはいないけどベースが剥がれている。
取れてしまったバックルを靴底修理剤で接着する。
まぁ紐で縛るよりはマシなんじゃないか。革とか靴底を接着するのにもっと強力な業務用接着剤が有りそうなんだけど誰か知っていたら教えて欲しい。
シフトガードも接着する。劣化してもろくなっているので違う所から割れてくるかも。ただシフトガードが割れた所で乗れない訳じゃないので、完全にバラバラになってしまったら当て革でもしておけば良いんじゃないか。
取れたバックルを接着し、革用オイルで仕上げる。なんだかまともなブーツっぽく見える。遠目には新品同様なブーツじゃないか。
いやもうこれで良いんじゃないか。
内側。
踵。僕のED-PROは樹脂パーツは使われていない。
バックルは直したのにバンドが壊れた。替えバンド売っているけど只今入荷待ちになっている。
保管はブーツの自重で型崩れしない様に逆さまにしてる。
靴用接着剤は瞬間接着剤ではないので、接着するまで時間が掛かる。平面的な個所は良いんだけど、バックル最下段やシフトガードの様に湾曲している個所は押えていないと浮いてしまう。しかも湾曲しているので重しを乗せても押えたい所に荷重が掛からない。3次元的なバイスでも有れば良いけど素人がやるには難しい。なので接着が甘い。
ブーツは、革がダメになる前にプラスチックパーツが劣化して壊れる。ガエルネのED-PROはプラスチックパーツの使用が比較的少ないので壊れる個所が少なく、一応ブーツの体裁を保持している。ガエルネの前に使っていたアルパインスターのブーツは朽ち果てて使い続けられる状態ではなかった。アルパインスターの前に使っていたおさがりで貰ったSIDIのブーツは本当に革しか使っていなかった。そういうブーツの方が長く使えそうだけど今時そんなブーツは売っていない。
最近はほとんどトライアルでしか使わないので、それならトライアルブーツを購入した方が良い。それは分かってるんだけど、捨てるの勿体ないし金も無いし。これでダメならバンドで縛って乗るか。
追記
今更だけどネットを見ると古いガエルネEDを修理に出している人が結構居る様だ。こんな事ならちゃんと修理に出せば良かった。接着剤を塗りまくったら修理が困難になる。
今回の出費
接着剤 セメダイン シューズドクターN 1,190円