好天の休日。山に登るか、自転車漕ぐか、それともドラクエウォークでうろうろするか、と休日の過ごし方を思案していたんだけど、車の屋根を直す事にした。
スマートKのルーフ(屋根)はFRP製で、年数が経つとその表面のクリア塗装が劣化してボロボロと剥がれてくるというのは定番のトラブル。K(軽自動車)ではなく普通車版だとガラスルーフなのでそういう症状にはならない。
購入して1年も経たないのに劣化が著しく進行してしまった。ただ、まぁ見た目が悪いだけでフロントガラスみたいに雨漏りする様な致命的なトラブルでもないし放置してたんだけど。
よく見るとクリヤ塗装だけではなく、下地(FRP本体)にも亀裂が生じている。これは流石にマズいんじゃないか?
スマートKの持病なので、スマートKのルーフ修理は情報が沢山出てくる。やり方としては、
・塗装する
というのが定番の様。個人的にはガラスルーフにするのが一番満足度が高いと思うんだけど、当然費用も高額になる。いつまで乗れるか分からない車両に金を掛けたくも無いので、最も安価な塗装(DIY)にする。
自分でやるとなると、とてつもなく面倒臭い。サンダー(電動サンドペーパー)を持っていないので、グライダーと電動ドリル(軸付き研磨ブラシ)で劣化したクリヤと塗装を剥がしていくんだけど、綺麗に剥がせない。1時間半作業してまだ半分にもならない。
研磨粉が酷いので防塵マスクは必須。
3時間半作業して、いい加減ウンザリしてもう限界。塗装残ってるけどもう良いや。
使うのはホームセンターで売っている車用塗料。ネットでみた白いルーフがオシャレだったのと、夏場は黒より白の方が暑くならないかと思って白色にした。ベースがFRPなので一応プライマーも塗っておくか。
が、失敗した。白色は粗が目立つ。やっぱり黒にしときゃ良かった。しかもスプレー塗料は塗膜が薄いから劣化したFPRの亀裂が埋まらない。粗が目立つのでしっかり塗らなきゃいけなくて、結局スプレー塗料3本使った。
しかも車体の白色は、元々なのか劣化したからなのか若干クリーム色っぽい色なので、真っ白なルーフは合わなかった。まぁ、白色を下地にして黒を上塗りするとか、古い塗装は一応落としたのでこの上からラッピングするとか手は有るんだけど、金とやる気が無い。
写真では分からないけど、実際は結構荒れている。綺麗に仕上げるには、ルーフを外してまともな工具を使って綺麗に古い塗装を剥がし、下地を綺麗に仕上げないといけない。やっぱり作業後の効果と満足度をを考えると
ガラスルーフ > ショップのカバー > ラッピング > 塗装
かと思うけど、当然比例して金が掛かる。ちゃんとしたショップに依頼するならラッピングと塗装は費用では逆転するかもしれないけど。劣化が進行していなければ板金屋で塗装してもらうのも良いかもしれないけど、FRPの劣化の進行を抑えるなら上記順かなと思う。結局散々苦労して「多少は綺麗になったかも?」というレベルになってしまったので、面倒臭がりが自分でやるもんじゃないと思った。少なくとも最低限サンダーは用意しておくべくだった。
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前オーナーは良いタイミングで手放したと思う。フロントガラスの雨漏りで5万円、リヤサイドガラスの雨漏りで5万、パワーウィンドウの故障5万、ルーフの劣化で10万と、ショップに頼めばざっと25万円位の費用が掛かる。それだけ掛けても古い外車だから他に何処が壊れるか分かったもんじゃない。まぁこれらは機関的なトラブルじゃないから、修理は何とでもなると言えばなんとでもなるんだけど金と手間が掛かる。他人事なら面白けど自分となると厄介だ。
今回の出費
FRPプライマー(ホルツ) 1,180円
カーペイント(ホルツ) @998円×3
計 4,174円