子供が運転するミラジーノのパワーウィンドースイッチが壊れた。運転席の窓を開けようとしたらスイッチに引っ掛かりがあって動かず、力を入れたら「パキッ」っといってスイッチがクタクタになってしまった。スプリングで中央位置を保持するはずが、指で戻さないと中央に戻らない。開閉出来なくはないけど、子供が運転する車なので変な所に気を取られる様な状態は良くないので修理したい。車屋さんに相談すると「ネットで互換品が安く売っている。安物なので当たり外れが有るけど、外れても安いから買い直しても良い。スイッチの交換は簡単。」というので自分で直す事にした。
ミラジーノのパワーウィンドースイッチ故障は持病らしく、ネットで検索すると情報が沢山出てくる。そんな情報の1つを参考にして、部品の購入と交換手順を確認する。
スイッチは2種類あるらしい。前期・中期型用の11ピンタイプと、後期型の12ピン+6ピンタイプ。まずはうちのジーノがどちらに該当するのか確認する必要がある。年式で追って確認して間違えると厄介なので、実際にスイッチのコネクタを確認する。
パワーウィンドースイッチは、スイッチ後部にある金属製の爪で内貼りに固定されている。本来なら内貼りを外し、内貼りの内側から爪を押してスイッチユニットASSYを取り外すと思うんだけど、面倒なのでスイッチ後部に細いマイナスドライバーを突っ込んで外す。ちょっと傷がつくかもしれないのであんまり良くないけど、内貼りを外さなくてもスイッチを取り外せる。どうやらうちのジーノは11ピンタイプの様。
どうせ壊れているんだから、分解して内部の何処が破損しているのかを見てみる。スイッチは爪で固定されていて上下に2分割される。
運転席のスイッチの先端にあるピンが折れている。
折れたピンの先端。これが邪魔して動きが悪いのかと思ったけど、取り除いても中央位置には戻らない。このピンは差し込んであるだけなので、同じ径で同じ長さの棒が有れば直せるかもしれない。運転席だけオートスイッチなので、他の窓のスイッチと入れ替える事は出来なかった。ちなみにこの後窓を開けたら閉まらなくなってしまい、再度スイッチを分解して接点を手で動かして無理やり閉めた。スイッチが故障した状態で窓の開閉はしない方が良い。
互換品スイッチ。amazonで頼んだらすぐ届いた。これが2,750円って安過ぎ。
純正品とはコネクタの向きが若干異なるけど、コネクタ形状は同じだしハーネスに余裕が有るので取付は問題ない。
純正品(左)と、互換品(右)。見た目では粗悪な印象はない。
裏側。純正品(左)と、互換品(右)
パコッと外してパコッと取付け。内貼りを外さなければ5分で換えれる。やれやれ。
古い車なので多少のトラブルはやむを得ないけど、古い車は高度に電子化されていないので自分で修理出来るのは良い。シンプルなのは良いね。格安の互換品も有って良かった。
今回の出費
パワーウィンドースイッチ 2,750円