フォードKaにはタコメーターが付いていない。オプションでも無い。MT(マニュアルトランスミッション)だし、エンジンも高回転まで回る様な構造では無いので回転数を把握する為にタコメーターは欲しい。
幸いな事に、タコメータ取付作業の記事を上げている人が居た。
回転信号の配線が分からなかったので助かった。こんなマニアックな車の記事を上げてくれて本当に助かる。Kaは古過ぎてOBD端子では回転信号が取れない。
記事を参考に、回転信号の配線を分岐する。助手席左壁面付近のハーネスに有る、黒/緑の線。2線がツイストしている配線。分岐の為にギボシ端子を圧着するけど、足元の狭い場所なので作業し難い。
タコメーターを仮配線する。メーターは以前スマートで使っていた物。安物だけど気筒数の設定が出来る。メーター背面のダイヤルスイッチで設定する。Kaは4気筒エンジンだけどタコメーターは2気筒設定にする必要が有る。多分イグニッションコイルがダブル×2個だからじゃないかと思う。
メーターの位置を決めて固定する。イルミネーション配線は面倒だったから+配線と一緒にしてしまったのでライトを点けなくてもメーターが点灯する。
タコメーターはオートゲージ製。多分一番安いモデルだと思う。レブリミット表示機能が付いているけど、最低が6500rpmなので意味が無い。安っぽいメーターなのでもっと質感の高いメーターが欲しかったけど、安い割には気筒設定が出来たりして意外に使える。とりあえずこれでエンジン回転数は分かる。
Kaのレブリミットは取説によると5675rpmとなっている。最大トルクは2000rpm、最大出力は5000rpmなので、回してもせいぜい5000rpm位が限度かと思う。実際の運転状況は、街中で流れに乗るだけなら1500rpmでも走る。2000rpmも回していれば充分なトルクが得られる。急加速で思い切り回す場合でも、せいぜい4000rpmくらいだった。機械的にはもう少し回せるけど、このエンジンをブチ回しても良いものかどうか躊躇われる。パジェロミニで調子に乗ってブチ回していたら壊れてしまったので(ミッション/回した影響だけとは思えないけど)、労わりながら走りたいと思う。
低回転から充分なトルクが出るので、とても乗りやすい車だと思う。トップエンドまで引っ張らなくても充分に加速するし、回したら回したで加速する。これは面白い車だ。
今回の出費
タコメーター 0円
フォードKa 記事一覧