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三菱ミニキャブトラック(U62T 1999年式) タコメーターの取付け

 

 

徹底的にコストダウンされている軽トラにタコメーターなど装備されていない。無くてもさほど困らないけど、合流地点などでフル加速したい時などはやはり有った方が便利。

OBDコネクタを流用出来れば簡単に済むんだけど、1999年式のミニキャブトラックはプロトコルが独自仕様の様で一般的な機器では通信出来ない。フォードKaでは通信プロトコルが表示されたけど、ミニキャブトラックはエラーになる。OBDを使うのは諦めるしかない。

でもミニキャブトラックにタコメーターを取付けている人は沢山居て、情報も沢山上げられている。ただ、市販のメーターを取付けて配線するだけでは動かないらしい。回転信号の電圧が低過ぎる為、信号を増幅(かさ上げ)する為に

三菱純正部品 MB991799V ハーネスコネクタ

と言う物を信号線に追加する必要が有るとの事。2,500円くらいなので大した金額ではないけど、内容は10kオームの抵抗が入っているだけなので自作している人も多い。なので僕も自作してみる。

タコメーターはオートゲージのSM2 430という製品を購入。選定の理由は安い割に電源ON時のステッピングモーターの動きが素早くてかっこいいから。

 

 

信号線の追加ケーブル、ハーネスコネクタを自作する。作り方はネットで上げてくれている人が居るので参考にする。+(バッテリー)からの電線の途中に抵抗を入れ、信号線と並列に入れてやる。電線の一部黒い所が抵抗(抵抗に収縮チューブを被せて絶縁している)。

左側のオスが+、右のメスがタコの信号入力、真ん中のオスが車両の回転信号へ繋がる。

10kオームの抵抗は安い物だけど、近くに電子パーツを売っている店が無い。通販で買うと最低でも10個単位になるのと、送料も掛かって結局700円くらいになった。近くで1個単位で入手出来れば良いけど、そうでない場合は手間や信頼性を考えると自作してもあんまり旨味が無い。抵抗残り9個もどうすんだよ。

 

回転信号を取り出す。回転信号のケーブルの場所は助手席グローブボックスの裏辺り。

 

ECU(?)の上側のコネクタにある水色の電線が回転信号。ネットに上げられている画像とはコネクタの色が違う。配線の配色も一部異なっている。年式によって多少変わっているのかもしれないが、回転信号の線は変わっていない様。

 

配線の被覆を剥いてハンダで分岐してギボシ端子を付ける。奥でとても作業しにくい。分岐タップで分岐させるのが一般的みたいだけど、信号線にあまり変な加工はしたくない。素人のハンダ付けも変な加工だけど。

 

タコメーターの電源を取る。オーディオの電源から分岐する。赤が+(バッテリー)、水色がアクセサリ。後から気付いたけど繋ぐのはアクセサリ電源ではなくイグニッションだった。動作には問題無いけど、エンジン始動時にアクセサリ電源が一旦切れるのでメーターのオープニング動作が2回行われる。

純正オーディオもAMラジオしか聞けないので何とかしたいんだけど、とりあえず後回し。

 

動いた。電源ON時のステッピングモーターの動きが非常に素早くてかっこいい。以前使っていたオートゲージ製よりも断然良い。ただメーターレンズがスモークなのとレンズが反射して見難い。

簡単そうに見えて半日(4時間)くらいみっちり作業してる。結構面倒くさいけど一度やってしまえば便利。

タコメーターは有るに越した事はないけど、結局ほとんど見ていない。フル加速する場面ではシフトタイミングで見る時も有るけど、文字盤が小さ過ぎて瞬間的に数値が読み取れない。どれくらいの回転数の時にどれくらいのパワー感なのかとか、どれくらいの音なのかを把握するのには有効。

YouTubeレブリミットまで回している動画がアップされていたけど、7700回転くらいでリミッターがかかっていた。なので7000回転辺りが上限っぽいけど、加速時でもそこまで回す事はほとんどないと思う。なのでタコメーターが無くても回せるだけ回せば良いんじゃないかと思う。

 

 

 

今回の出費

タコメーター オートゲージ SM2 430 6,600円

抵抗 10kオーム 219円

送料 500円

計 7,319円

 

 

 

 

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