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目指すのはジャンガリアンな生き様

BETA テクノ(1995) キャブレターOH

 

 

安価に入手したものの整備が必要。オークションの車両なんて最初から期待はしていないけど、やっぱりかなり手を入れないといけない。

 

フロントフォークの整備の整備が済んだのでキャブレターに取り掛かる。エンジンが掛かるかどうかは早めに確認しておきたい。

 

1996年モデル以降はミクニのキャブがついているらしいけど、94年95年モデルはデロルト製のキャブが付いている。デロルトのキャブは初めて触る。狭いフレーム内に押し込まれているけどどうやって外すんだろう?って思ったけど、簡単に外れた。インシュレータは見た感じ大丈夫そう。

 

ピストンバルブを外してキャブ本体を切り離す。燃料コックを締めてもガソリンが漏れてくる。タンク容量は大した事ない(多分満タンで3Lくらい)なので、とりあえず空き缶に全て抜いておく。

 

ピストンバルブとニードル。少し汚れているけど摩耗痕は無い。

 

本体を分解する。が、フロートチャンバーを締めているネジが無い? どうなってんだ?と思ったらチャンバー底のボルトで共締めされている。真鍮製のボルトで柔らかいので変形しやすいけど、メガネレンチやソケットレンチが入らずスパナで作業しなきゃならない。

 

フロートチャンバーを開けたらフロートがバラバラになった。チャンバー側でフロートを保持してるのか。

 

メインジェットとスロージェット、パイロットジェットという構造は多分国産キャブと同じだけど配置が違うみたいだ。左上の隅っこに有るのがスローっぽい。

※追記

左上のジェットはパイロットジェット(スタータージェット)だった。中央下寄りがスロージェット。

 

ジェットを取り外して洗浄する。本体側も洗浄する。

MJ:CF262

SJ:#100

パイロットスクリュー 1・1/2回転

※追記

メイジェットと思っていたのはニードルジェットホルダだった。メイジェットはフロートチャンバを固定している真鍮製ボルトの先端についていた(#88)。

 

洗浄後、フロートチャンバーにフロートを収める。多分こんな向きなんじゃないか。整備性は悪くないし機能に問題が出る様な汚れや損傷は無いものの、ネックなのはフロートチャンバーのガスケットか。既にペッタンコでちゃんとシール出来るのか不安だけど、この部品手に入るんだろうか。

 

キャブを組み付ける前に燃料コックを直したい。が、狭いフレーム内に有って外せない。ハーネスもぐちゃぐちゃ。これはちゃんと整理しないと電気系トラブルになりそう。

 

狭いフレーム内にぐちゃぐちゃに突っ込まれていたハーネスを一旦全部取り出す。リヤブレーキのリザーブタンクが邪魔で燃料コックにアクセス出ないので外す。

 

やっと燃料コックが外せる。テクノはフレームがガソリンタンクを兼ねている(フレームの中にガソリンが入ってる)ので、燃料コックはフレームに付いている。とても外しにくい。

 

やっと外せた。燃料コック取付面のOリングは

外径φ15.5 内径φ11.0 線径φ2.5

くらい。ヘタってペッタンコになっているので正確な寸法は分からないけど、似た様なOリングで代用してみる。

 

燃料コックを分解する。+ネジ2本で留まっているだけなので簡単に分解出来る。

 

問題のシール。ネット上でこのシールを自作している人が居たけど、これを作るのはなかなか骨が折れる。スペースに余裕があれば別のコックを追加するとか手立てはあるんだけど、トライアルマシンは狭過ぎて難しい。とりあえず組み戻して様子を見る。やっぱり漏れる様なら何らかの対策を考える。

 

キャブレターを組んでプラグも替えた。けど、ミッションオイルの点検窓からオイルレベルが見えない。あれ?オイル入ってる? あと、クーラントリザーブタンクもローレベルに液面が見えない。

「エンジンは掛かります」という車両を購入したはずが、これ一体いつエンジン掛けたんだ?というレベル。元々交換するつもりだったけど、規定量入っていないのではエンジンを掛けるわけにいかない。

 

先が思いやられる。いったいいつになったらエンジン掛けられるんだろう。

 



今回の出費

スパークプラグ BP5ES 315円

 

 

 

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