昨日、某鉄道のキャラクターが性的過ぎてけしからん、と炎上しているという記事を見掛けて、あぁまたやってるよ。と呆れつつある今日この頃。先日はのうりんのキャラクターで炎上していたし、その前は確か海女のキャラクターでも炎上していたし、ほんと好きね。みんな。
萌えもかなり定着して市民権を得つつあるけれど、元々この手のものってコアなアニメーションだとかエロゲーとかそういうマニアックな世界のものじゃなかったっけ。それを一般的な公式キャラクターに投影しようってんだからそりゃ非難も出るわな、って思う反面、一体何がそこまで拒絶されなきゃいけないんだろう?とも思う。過去の炎上を見てもあっと言う間に鎮静してしまって、今のうりんとか海女とかみんな覚えてるんだろうか。そもそも、それらが炎上していた事を知っているんだろうか。極めて狭い範囲の極少数の人達の声が余りにも大きくて鋭いから、さも世間大半の意見と捉えられてしまってんじゃなんだろうか。例えば、先の鉄道キャラクターを有名な作家のタッチで描いている記事が有る。
オリジナルのキャラクターがそこまで糾弾されるほどエロいんだろうか。例えば大ヒットとなった「君の名は。」のみつはの胸の描写は相当リアルだったけど、あれは問題視されない。何故だ? 性的な描写を避けるなら、もうすべてサザエさんにしなきゃいけなんだろうか。瀧はカツオで、みつはカオリちゃん。司は中島。全然萌えない。それって面白いの?誰が得をするんだろう。鉄道会社の公式キャラクターと、アニメーション映画を同類では比較出来ないだろうけど、なんだかとても狭量な印象を受ける。LGBTは市民権を得つつあるのに、女性を性的に見る事を嫌忌するのはどうしてなんだろう。もっと多様性が認められても良いんじゃないかと思うんだけど。
そんな折、仕事で産業展を見に行ったんだけど。別の日に見に行った上司が「お姉ちゃんの恰好が凄くて素通りしてしまった」と言う。どうも企業ブースのコンパニオンの衣装がへそ出しのミニスカートだったらしい。僕は展示物に集中していたのか、視線を合わせると猛烈に引き込まれるので極力目を合わせなかったからなのか、へそ出してるお姉さんを見た記憶が無いんだけど、それでも若くて綺麗なコンパニオンが沢山居るのは知っている。目立つ場所と、綺麗なコンパニオン。資本力の違いをまざまざと見せつけられる所。
かといって、コンパニオンなんか配置すんなよ!っていう声は聞いた事が無い。また、コンパニオンも笑顔で性的なアピールをしていれば良いというものでもなく、通り掛かる人を素早くキャッチし、去られる前に製品やサービスをアピールし、即座に展示ブースに連れ込んで、「できましたらお名刺を頂けないでしょうか」とまんまと個人情報を得るという一連の作業を流れる様に行う。だから請け負っている企業や製品、サービスに関する知識も持っている。不愛想なおっさんが立っているよりは綺麗なお姉さんの方が良いでしょ?というサービスなんだろう。過激だったり奇抜過ぎるコスチュームは好みじゃないんだけど、それは僕の個人的な嗜好でしかなく、彼女らは女性という立場を最大限に生かしたプロフェッショナルであって、僕がとやかく言うべき事じゃないと思った。
綺麗なお姉さんに越したことはないんだけど、僕の今までの経験からいうとそういうきらびやかなブースには目を引くものが無い場合が多い。企業が大き過ぎて的を絞り切れないみたいな。対して、地味なおっさんとか、技術職っぽい人が立っているブースはマニアックな物を扱っていて興味をひく物が有ったりする。そんな中の1つ。
東レのブースだったかな。カーボンファイバー製のシェルボディの最高速アタック専用自転車。空気抵抗を極力減らす為に寝そべって漕ぐリカンベントタイプで、走行時はハッチが締まって完全な球体形状になる。外付けされたカメラの映像をモニタで見る仕組み。これで130km/h出るらしい。もはや自転車の速度じゃない。
駆動部のメカ。これが内蔵される。シマノのディレーラーが使われていたけど、フレームもホイールも各パーツのステーも全てカーボンファイバー製。さすがにタイヤはゴムだった。130km出すんだから相当ハイギヤードなんだろう。密閉された空間で130kmで自転車を漕ぐってどんな感じなんだろう。ハンドルバーが有るけど、ステアリング切れるんだろうか。
(一応許可を得て撮影しています)
NHKでも放映されるらしいですよ。
まぁ、地味なおっさんが立っていても、ロクに自社の取扱商品に関する知識を持ってない場合も有るんだけどね。お前ここに立つならちゃんと勉強しとけよ。売る気有るのかよ?って思うけど。
業務と関係ないブースに見入っちゃってなかなか進まない。だから綺麗なお姉さんに引っ掛かってる暇が無いんだよね。