先日チェーンを交換する際に、バイクの師匠Sさんから「リヤサスをOHに出さないか?」と聞かれた。リヤサスは僕もずっと気になっていたところ。製造から既に30年経過していて走行距離は25000km。いくら純正品の耐久性が高いとはいえ、窒素ガスの抜けやオイルの劣化は避けられない。XR600Rは今後も乗り続ける予定なので、思い切ってオーバーホールする。
リヤサスペンションのショックユニットは素人では分解整備出来ない。分解出来なくはないけど、シール類やオイルの入手、窒素ガスの封入が出来ないので復元出来ない。なので専門のショップに依頼する。いずれにせよ、リヤサスを取り外さないといけない。
簡単に外せるかと思ったら、結構大変だった。周辺のパーツを外し、リヤサスを取り出せるだけのスペースを開ける。
オフロードバイクは整備性が良いので、ここまでバラすのに30分も掛からない。ネックはエアクリーナーボックス。引っ掛かって出てこない。
リヤサスを取り外してしまうと当然リヤタイヤを支えられなくなるので、普通にサイドスタンドで停めて置く事が出来ない。外せるパーツは外し、後はガレージ内にレーシングスタンドで停めて作業する。
スペースを開けた所で、ようやくリヤサスを取り外しにかかる。が、下端のボルトがスイングアームと干渉して抜けない。サスペンションリンクも外してボルトを抜く。
リヤサスの固定ボルトを外した状態で、リヤサスをあちこち避けながらエアクリーナーボックスをあちこち動かして取り外す。知恵の輪状態。これ、後から戻せる?
後からネットで他の人の記事を見たら、スイングアームを外して下に抜いていた。そうか、ここまでバラすなら下に抜いた方が早かった。
取り外したリヤサスペンションのショックユニット。年式によってリザーブタンクが別体式(ダンパーとホースで繋がっている)の物もある。これはリザーブタンクとダンパーが一体になってる。だからリザーブタンクが邪魔になって余計に外しにくい。
懸念はダンパーロッドの錆。引っ掛かりが有ってオイル漏れを起こすほど進行はしていないけど、このまま放置するのも問題が有りそう。金が掛かるけどOHのついでにロッドを再メッキした方が良さそう。
つづき
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