シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

シャワー付き混合水栓の水漏れを直す

 

 

シャワー混合水栓の水漏れを修理した。20年も使った小汚い水栓の修理などアップする意味はないけど、備忘録として残しておくと何かと便利なので書いておく。

 

 

風呂場のシャワーを締めても水が漏れる様になった。シャワーではなく、吐水口(カラン/蛇口)の方。大した漏れでは無く一晩で洗面器1杯分程度なので放置しようかと思ったんだけど、放置しても余計に進行するだけだろうから直せるものなら直したい。

そもそも混合水栓(お湯と水が1つの蛇口から出る温度調整出来る水栓)ってパッキン交換出来るんだろうか? 本体毎交換しなきゃいけないんだろうか? と思ってネットで調べて見ると、部品交換で修理出来るらしい。既に20年以上使っているので本体毎交換しても良いとは思うものの、シャワー混合水栓はそこそこ高価なので部品交換で修理出来るなら修理で済ませたい。

 

 

使っているシャワー水栓はKVKというメーカーのKF180という型式の物。調べると部品図が出てくる。

www.kvk.co.jp

水漏れ修理するには、部品図の中の(4)PZ669 切換弁ユニット(5,808円)という物を交換する必要がある。5,800円って高っ!って思ったけどネットで探すと大体4,000円弱位で買える。それ位で直るなら本体を買い直すより修理した方が良さそうだ。

 

修理するシャワー水栓。まず水栓の配管の根本にある止水弁をマイナスドライバーで閉めて水を止める(水側/お湯側両方)。この際、何回転回したかを覚えておく。止水弁は全開で使用していない場合がある。水の流量が多過ぎると上手く温度調節出来なくて熱いお湯が出なくなる場合が有るから。

止水弁を締めたら、右側のハンドルの先端のカバーを小さなマイナスドライバーで外し、ハンドルを引き抜く。

 

ハンドルを外したら、切換弁を押えているリング状のナットを緩める。部品図ではストッパーリングになっているけど、うちの水栓はナットになってる。

が、固くて緩まなくて、ポンププライヤーで思い切り力を掛けたらナットが変形してしまって余計に緩まなくなった。丁度切換弁押えを回す為に2面平らに削ってある部分でプライヤーを掛けたから、リングナットが薄くて変形してしまった。

 

どうやっても緩まないので破壊した。真鍮製の薄いナットなので比較的簡単に変形する。部品図ではナットセット891円で部品が出る様だけど、ロックナットなので切換弁押えが緩まなければ無くても問題無いだろう。

 

切換弁を押えているナットにモンキーを掛けて緩めて外す。

 

問題の切換弁を外す。Oリングが効いてなかなか抜けない。切換弁の下側に突起部が有るので、そこにマイナスドライバーを差し込んでコジながら引き抜く。

 

新しい切換弁に交換して、逆手順で戻す。

 

水漏れは止まったし、シャワーとカランの切換えも「カチッ」とクリック感が強くなって正常な状態になった。ついでに掃除して終わり。

 

 

20年以上前の製品だけど、いまだに補修部品が買えて良かった。モデルチェンジは沢山しているけど、内部部品は結構使い回しが多いのかもしれない。ちょっとトラブルも有ったけど、比較的安価に修理出来て良かった。

 

今回の出費

KVK 切換弁ユニットPZ669 2,729円

送料 660円

計 3,389円

楽天