シングル スマイル

目指すのはジャンガリアンな生き様

iPhoneに屈する

 

 

 

スマホを替えた。新しいスマホはiPhoneXR。新しいと言っても2024年3月の今、2018年発売のiPhoneXRなので新しくも何ともないし、今更レビューもない。単なる備忘録的記録。

 

いきさつは、使っていたスマホのバッテリーが劣化したから。使っていたのはバルミューダフォン。

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世間では散々ボロクソにこき下ろされていたけど、僕は結構気に入って使っていた。ただ、バッテリーの減りが速い。元々バッテリーの持ちは悪かったけど、更に拍車が掛かって頻繁に充電しなければならなくなった。

気に入っていたのでいつもの様に自分でバッテリーを交換しようかと思ったんだけど、メジャーになりきれなかったのとデザインに特化した製品なので他のスマホとバッテリーの互換が無い様で、交換用のバッテリーが売っていない。交換の手順も紹介されていない。サポートはしてくれるのでバルミューダSIMフリーモデル)かSoftbankSoftbankモデル)に依頼すればバッテリー交換は出来る様だけど、修理に出さないといけないので面倒。1年半程度しか使ってないので買い替えるタイミングではないんだけどやむを得ない。

 

買い替えの際、iPhoneははなから除外していた。僕にとってiPhoneは使い難いからだ。2012年に初めてスマホを買って以来、ずっとAndroidを使っている。一時期会社支給のiPhoneと2台持ちしていた時期が有るし、うちの奥さんはずっとiPhoneを使っているのでiPhoneAndroid両方を実際に少なくない時間体験している。それでも僕はAndroidの方が使いやすかった。PCの感覚に似て汎用性が高いからだ。iPhoneは簡単で便利なんだけど、それは「最新の機種をappleが想定している使い方で使っている限り」は、だ。ちょっとでもユーザーなりの解釈を入れようとしても融通が利かず、古いモデルを長期間愛用し続けるのも難しい。また、Android(というよりGoogle)で蓄積したデータをiPhoneに引き継ぐのも難しい。今更iPhoneは無いだろう。

なので、買い替えを検討したAndroidスマホは次の5機種。

 

Googleのpixel5

AndroidならGoogle謹製のPixelだろう。pixel5は少々古いけどシンプルなデザインで性能もそこそこで今でも充分使えそう。ただ、古いモデルで今時のハイスペックでもないのに結構いい値段する。ちなみにpixel5はほとんど市場に出回っていなくてpixel5aばかり。pixel5aでも良いけど同じく高い。素のAndroidなので長く使えそうだけど、今この金額を出して買う物なのか?という疑問がある。

 

HTCのdesire 22 pro

バランスの良いスマホSIMフリーなのでキャリアスマホの様な煩雑さが無くpixelに近いのも良い。発売から少し経過しているので値下がりしてコスパ的にも良い。ただ、HTCは今では主流ではない為バルミューダフォンの二の舞になりかねず、それを押してまで買うべきかは悩ましい。

 

モトローラのmoto G100

Androidスマホならコレかな、と最後まで悩んだ機種。手頃な価格ながら圧倒的なパフォーマンス、大容量のバッテリーと完璧。非防水とかおサイフケータイ機能が無いとか不足した機能が有るけど僕には必須ではない。ただ、クソデカくてクソ重い。これはポケットに入れて持ち歩く大きさでは無いのでは。そのネガを打ち消すほどのデザイン性も無い。

 

モトローラのedge20

moto G100がデカ重なのに対し、edge20は超薄型軽量。携帯性を考えたらedge20が有利だけど、バッテリーの持ちは良くないし価格もG100と変わらない。その金額出してまで欲しいとも思えなかった。

 

モトローラのedge20 fusion

edge20fusionはedge20の廉価モデルになる。ただ廉価モデルだけどedge20よりもバッテリー容量は大きいし、デザイン的にもシンプルだしこれで充分じゃないか。だけど、edge20と大差無い値段で売ってる。もっと安ければ買うけど、この金額出すならedge20だろうし、edge20ならmotoG100だろう、で先に戻る。

 

 

モトローラのmoto G100を買うか散々悩んだ末に、ふと立ち寄った中古ショップの黄色のiPhoneXRが目についた。黄色のiPhoneオシャレ。消去法的にiPhoneはどうか。iPhoneXRを選んだのはデザインだけ。今時の4眼カメラなど必要無いし、背面ガラスで黄色は綺麗だ。2018年発売なので少々古いモデルではあるけどスペック的には今でも充分使えそうだし、なんせappleiPhoneだ。バッテリーやアクセサリーは山ほど売ってる。iPhoneも時々調子が悪くなったり故障したりもするけど、それはAndroidスマホでも同じだろう。長く愛用するならメジャーなモデルの方が良い。まぁiPhoneだから融通は利かないけれど。

 

結局iPhoneXRにしたけど次のスマホを何にするか本当に悩んだ。それだけバルミューダフォンが唯一無二のAndroidスマホだったからだ。手頃なサイズ感でそこそこの性能でデザイン性が高いAndroidスマホが無い。デカくて薄くて高性能なAndroidスマホは沢山あるけど、オシャレなAndroidスマホが無い。そう思うとバルミューダの寺尾社長の挑戦はとても意欲的なものだったと思うんだけど、メジャーにはなれなかった。メジャーでないスマホは長期間維持するのが難しい。対してiPhoneは強い。スマホの主流だけあってアクセサリもサービスも非常に多彩で手厚い。そこら辺のショップでも修理やバッテリー交換してくれる。

結局のところ、オシャレなスマホを選ぶ人はiPhone一択なんだろう。iPhoneからAndroidに乗り換えようなんて考える人は相当レアなケースだろう。同じスマホでもiPhoneAndroidでは不都合が多過ぎるからだ。僕がAndroidを使っていたせいでウチの子供たちもAndroidスマホを使っているんだけど、先日「iPhoneに替えようか?」と尋ねたら「Androidが良い」と言う。遠慮しているのかと思ったら本当にAndroidが良いと言う。沢山のゲームやアプリがGooglePlayに紐づけされているから、iPhoneに替えると厄介らしい。同じ理由でiPhoneからAndroidに替えるのも厄介だ。

僕だってAndroidからiPhoneに切り替えるのは面倒だけど、僕はそれほどヘビーユーザーではないのでデータがリセットされると困るアプリは極限られている。それに慣れなくて面倒だけど、iPhoneAndroidの両方を体験して使えた方が良いんじゃないかと思う。クソ面倒くせーな!ってボヤきながら四苦八苦するのは年寄りのボケ防止に丁度良いんじゃないか。

 

iPhoneXRとバルミューダフォン。iPhoneXRのベンチマークはかなり高得点だけど、驚く様な速さでも無かった。でもまぁ快適ではある。

 

バルミューダフォンのサイズ感とデザインは秀逸だったんだけどなぁ。バッテリーがなぁ。

iPhoneXRの発売ってもう5年以上前なんだ。Pixel3と同じ様な時期だった。それならPixel3で良かったんじゃないかと思うんだけど、Pixel3は既に子供に譲ってしまった。