三菱ミニキャブトラック（U62T　1999年式）　オーディオを交換する

ミニキャブトラックの純正オーディオはラジオのみ。しかも「AMのみ」というとびきりチープ。せめてFMが聴けたなら不満も無かったんだけど、AMのみではさすがに我慢出来なかった。今まではスマホを別置きスピーカーに繋いで聴いていたんだけど、通勤で毎日乗るものだからもう少し快適にしてもバチは当たらないんじゃないか。

という事でいろいろカーオーディオを物色していたんだけど、ミニキャブトラックの場合（というか軽トラ全般は）難点は「外部スピーカーが無い」という事。流石に最新の軽トラはそこまで酷くはないだろうけど、普通ドアなどに付いているスピーカーが軽トラには無い。じゃあ何処で音が聞こえるのか？というと、オーディオ本体に付いているめちゃくちゃ小っこいモノラルスピーカー。本体とスピーカーが一体になっているので、純正オーディオを外してしまうとスピーカーも無くなってしまう。そういうオーディオ用にスピーカー一体型のカーオーディオが市販されているんだけど、そこそこ良い値段する。

ミニキャブトラックの純正オーディオ。AMラジオのみでスピーカーが一体になっている拡張性皆無なオーディオ。メーカーによってはFMが聴ける物もある。

スピーカー一体型を買うか、一般的なオーディオを購入して外部スピーカーを追加するか、と試行錯誤している時に、そういえばウチにオーディオ転がってたわ。

三菱純正なのでパジェロミニについていた純正オーディオだろう。社外品に交換した後、捨てずに取っておいた物だ。交換するにあたり元々他社の純正オーディオを狙っていた。純正は耐久性が高いのと無駄に凝ったり派手でなくシンプルで操作性も良いから。パジェロミニのオーディオは古くてカセットだけど、FMは聴けるのでFMトランスミッターは使える。欲を言えばBluetooth対応でUSBコネクタ付の物が良かったんだけど、これでも今のに比べたら充分マシだろう。

ただし、パジェロミニの純正オーディオはそのままでは使えない。何故かと言うとミニキャブトラックのオーディオは先の通り外部スピーカーが使われていないからだ。

ミニキャブトラックのオーディオコネクタ。14Pコネクタなのに3本しか繋がっていない。バッテリー＋（赤色）、アクセサリ（水色）、イルミネーション（緑色）の３本のみ。通常はフロントスピーカー左右、リヤスピーカー左右のケーブルが出ている。なのでコネクタ形状は同じでも、このままパジェロミニの純正オーディオを繋いでも音が出せない。

仕方がないのでコネクタを購入する。オーディオ本体側はオスコネクタなので、必要なのはメスコネクタになる。が、メスコネクタはなかなか売ってない。というのも通常は車両本体に付いている物で改めて購入する必要が無いからだ。何とか探して中古コネクタを600円で購入。

ミニキャブトラックの元のコネクタはどうせ使えないので切って、ギボシ端子に付け替える。ギボシで新たに買ったこのコネクタに繋ぐ。

これでオーディオは取付出来るけど、スピーカーが無い。外部スピーカーを追加しようかと思ったんだけど、無駄に金を掛けたくないのと、軽トラは室内が狭くてスピーカーを置くのも邪魔になるので今まで使っていたハンディスピーカーに接続する。オーディオのスピーカー出力端子からミニジャックへ出力出来る様に、配線式のミニジャックを購入。オーディオのフロントスピーカー左右の出力をこのミニジャックに出力する。

今まで使っていたハンディのスピーカー、ソニーのRDP-NWV500。ハードオフのジャンクコーナーで見つけたスピーカーで、なにこれ？カッコイイ！めっちゃ綺麗！と衝動買いしたは良いけど、めっちゃくちゃ使い難くかったので記事にしていない。というのも、ドリンクホルダに置いて使う事を想定しているので背が高くて思ったよりもデカイい。それは良いんだけど、ミニキャブトラックのドリンクホルダはシフトノブの後ろに有るので、背が高過ぎてシフト操作の邪魔になる。かといってダッシュボードなどに置くには形状が悪過ぎる。つまり非常に置き場に困る。

ただ、こんなスピーカーでも音は良い。あと、最近のハンディスピーカーはほぼ全てがバッテリーを内蔵しているけど、RDP-NWV500はバッテリーが無い。必ず外部電源が必要になる代わりに、高温になる車内に放置しても爆発する危険性が低いのは利点（一応車内に放置するなとメーカーは言っている）。