※コースタイムや状況、使用道具類等の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠ける物です。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分注意して下さい。
2016年9月24日(土)曇り
三方崩山に登る
06:35 道の駅飛騨白山 無風 14℃
07:00 登山口 無風 13℃
07:55 尾根出合い(1244) 無風 13℃
10:20~10:40 三方崩山山頂 無風 15℃
登り所要時間 3時間45分
12:15 尾根出合い(1244) 無風 17℃
12:55 登山口 無風 17℃
13:20 道の駅飛騨白山 無風 18℃
駐車場発〜駐車場着 11.8km 13時間05分(休憩含む)
駐車場標高:584m 最高点:2058m 標高差:1474m 累積標高登り:m
道中の飲料水 2.0L(お茶1.5L ジュース0.5L)
着衣(上) 長袖シャツ ウインドブレーカー(未着用) ソフトシェル(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン(薄手)
靴 キャラバン C2-02
他 グローブ(防水) サングラス ヘルメット
土曜日に出掛けられる事になった。天気図を見ると天気はイマイチみたいで、でも北寄りの方は晴れそう。それなら白山に登ろうか。と思ったけど、三方崩山に登る。以前夏場に一度登って面白かったのと、積雪期に2度敗退しているのでルートの確認も兼ねて登ってみる。
アクセス
岐阜方面からだと、国道156号を北上。国道158号との三叉路を左折して国道156号のまま。白川郷の看板を目指して走ると分かりやすい。国道沿いの飛騨白山の道の駅を起点にする。高速を使う場合は東海北陸自動車道の荘川ICで降りて、国道156号へ。
ルート
道の駅 飛騨白山を起点とし、三方崩山に登る。登山道は1本しかない。登山口までは林道歩き。林道は今回は割と良い状態で普通車でも走れそうな感じだった。
夜中のうちに移動して道の駅で仮眠しようと思ったら、屋根付きの身障者用駐車場に大型テントとソロテントが数張り張ってあった。朝見ると年配の登山者っぽくて、テント撤収後も身障者駐車場でクッカー広げて食事してた。確かに利用者は少ないけど、キャンプ場じゃないんだしどうなんだろう。って思う僕の感覚がおかしいのか?
今回は充分日帰り出来る行程なので、少しのんびり目にスタート。登山道は道の駅の前の国道を渡った向こう側。草が刈られてる。三方崩山に向かう登山者は見当たらない。
林道に山栗がたくさん落ちてた。小さい秋。
30分ほど歩いて林道終点。気温は低めだけど風が無くて湿度が高く、意外に暑い。
林道終点のコクリート壁に登山口の階段が有る。ここからが本番。
うわー結構な藪。しかも露でズブ濡れ。テンショ下がるわー(*´Д`)
藪は序盤だけだった。後は分かりやすい登山道。トラバースが多い。国土地理院の地形図に載っているルートと微妙に違う。夏道はとても分かりやすいけど、積雪期はルート取りが難しいなー。
登山口から1時間ほど、スタートから1時間半ほどで尾根(1244の三角点)に出た。夏道で1時間なら、積雪期に1時間40分って結構頑張ったんだな。これ、しんどいわ。
なめこ栽培
どこからどう見てもキノコ。登山道の真ん中に生えてるとちょっと異様。スーパーマリオみたいだけど、パワーアップしない。雨上がりのせいか、キノコ多い。
そして主尾根に出てからも地味にキツい登り。写真だと分かんないけど、これは間違いなく急登だよね!って言う位急登。いや、我ながらこんな斜面積雪状態で良く登ったわ。うん、頑張った。
急登を抜けて崩落した痩せ尾根に出る。
山頂方面はガスの中。晴れるんじゃなかったのかよ。
痩せ尾根を進む。痩せ尾根に出てからも急登だけど、面白い。
ルートは明瞭。開放的で楽しい。崩落地以降は風が有って汗冷えする。
歩いてきた尾根。結構な登りだけど良い感じ。
岩場の痩せ尾根。変化に富んでいて面白い。
延々と登りだけど、唯一の下りポイント。岩の痩せ尾根。ザレてる。滑落しない様に。
崩落地のすぐ脇を抜けていく。三方崩山は今も崩れ中。
終盤の笹薮トラバースも気が抜けない。笹薮部分は地面が無いから、踏み抜くと滑落する。結構気を遣う。
3時間45分で三方崩山山頂。何も見えないし、誰も居ない(-""-)
恒例のポケモンGOは、電波は入るのにアプリが起動画面のまま起動しない。
体力的にはかなりハードなのかお腹が空く。食事して下る。
行きに下りだった所は、帰りには登りになり
行きに登りだった所は、帰りには下りになる。下りはスリッピーで気を遣う。
良い尾根。途中、ソロの男性2人とすれ違う。
崩落地まで下ってきた。その後、ソロなのかパーティなのか分からない男女3人とすれ違う。出会ったのは計5人。とても静かな山歩きなのは良いけど、クマちゃんに会わないかちょいと心配で熊鈴全開。
時間が経てば晴れるかと思ったら、結局山頂付近はずっとガスの中だった。
登山口まで下ってきた。林道車入ってる。四駆じゃなくても走れるみたい。
帰ってきた。週末なのに相変わらず閑散としてる。
ルート 三方崩山
道の駅を起点とする為、綺麗な駐車場とトイレ、自販機等が有って行動しやすい。温泉が隣接しているので、下った後も都合が良い。
標高は2千mほどだけど、ルートはそこそこハード。僕が歩いて、白山の平瀬道で御前峰に登るのと変わらない時間が掛かってる。主尾根に出てからも急登が続き、延々と登り続ける。序盤の雑木林、開放的な痩せ尾根と岩場等、変化に富んだコースで面白い。
日本二百名山にも入らない山だけど、刈り払いされてきちんと整備されている。でも登山道は過剰に手を加えられていなくて理想的。面白いルート、体力と精神力を問う急登、白山山系同様花が豊富、登山者がとても少ない、と、個人的にはかなり良い山だと思う。
滑落しそうな個所も有るものの、ヘルメットが必要かどうかは微妙な所。道中でヘルメットを持っている人は居なかったけど、所有しているなら持っていった方が良いし、持って行ったなら被った方が良いと思う。
参考
感想
夏道を歩くのは2度目になる。急登が多くてハードだけどやっぱり面白い。あれからいくつかの岩場を歩いたせいで岩場の新鮮味は無くなってしまったけど、変化に富んでいて面白い。ここまで来たら大抵の人は白山に登ると思う。静かに歩けるかと思ってあえて白山を敬遠したけど、良かったと思う。
積雪期の下見も兼ねて登ったものの、夏道でこれだけハードだと積雪期は難しい。主尾根に出るまでも難しいし、痩せ尾根を進むのも難しい。アイゼンがしっかり効くほど締まった状態ならともかく、スノーシューでラッセルしなければいけない雪質では日帰り登頂は僕の体力では無理だ。
ヘルメットに関してはネットの意見を見る限り賛否両論で、否定的な意見としては被っていても落ちたら死ぬとか、ヘルメットで防げるのは小石の落石程度、という事の様。ただ、ヘルメットを被る事で死亡する確率が低減するとか、怪我の程度が軽くなるというのであれば被った方が良いんじゃないかと思う。別に被りたくない人に被れとは言わないけど、「被らない人カッコイイ」って言うのはちょっと違うんじゃないかな。自己防衛の1つで、被らない事のメリットってほとんど無い。最近は登山用ヘルメットも一般的になって品数の豊富になってきているので、1つ持っておくと良いんじゃないかな。