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目指すのはジャンガリアンな生き様

デジタルカメラと時代

 

 

登山やブログ記事でよく使っているデジカメのバッテリーが膨張してしまった。使っているのは今は無きオリンパスのμDIGITAL800。

オリンパスのμDIGITAL800。2005年発売モデルなので、今さらながらに20年前のデジカメ。

 

バッテリーが膨張した。本体からスムーズに抜けなくなった。このまま使い続けるのは危ない。

 

とはいえ、実は予備機が有って、予備バッテリーも有る。あまりにも使い勝手が良かったので、思わず予備機を買ってしまったんだ。いつもバッテリー2個を交互に使っていたんだけど、ついに1個ダメになってしまった。予備機を使うまでも無く、1個目のカメラが故障しないままバッテリーが先にダメになった。で、悩む。新たにバッテリーを買うのか?

20年前のデジカメを今更使い続けるまでもない。とはいえ、これ非常に有能なデジカメだった。というのもバッテリーの持ちがめちゃくちゃ良いのだ。普通の登山なら3回程度(100枚×3回程度)余裕で持つ。そして冬山でも電源が落ちない。あまりに気温が低いと液晶の表示が真っ暗になってしまうので感覚で撮る事になるけど、画像はちゃんと撮れている。物凄くタフなデジカメ。

元は800万画素なんだけど、手振れ補正を有効にすると300万画素程度に落ちてしまう。それも特に不便を感じない。というのもスナップやブログ記事用の場合、高画質な画像は逆に使い勝手が悪いからだ。1000Mを超える様な画像はデータがデカ過ぎる割に、そこまで緻密な描写は必要としていない。どうせアップロードする際に圧縮されてしまうし、300万画素程度の画像がとても使いやすかった。

また、マクロとスーパーマクロの撮影モードがあって簡単に切替できるのも便利。バイクの整備など寄りで詳細を撮りたい時は本当に便利。起動も保存も速いし、ストレスが全く無い。

とはいえ、流石に20年前のデジカメだし、今更予備バッテリーを買うか?

 

実はもっと新しい最近のデジカメも有るにはある。コダックのPIXPRO WPZ2。

1600万画素の防水防塵デジカメ。登山やアウトドアには向いているけど、他メーカーの防水カメラに比べると比較的安価。画質は特に悪くないし気にならない。が、レンズ部分がなかり飛び出していて、撮影しない時も形状は変わらないので結構邪魔になる。

まぁコレ使えば良いじゃないか、と思うんだけど、先のオリンパスと比べるとバッテリーの大きさが半分くらいで、冬山で使うには少々心もとない。まぁいまだかつて冬山で使った事が無いので実証している訳では無いんだけど。

最近PIXPRO用の互換バッテリーが出回ってきたので予備バッテリーをかっておいた。今後はコダックかな。とはいえオリンパス使い勝手良いんだよね。

 

 

と、まぁコダックだろうがオリンパスだろうがどっちでも良い事なんだけど。昔のデジカメは本当に大変だった。

僕が最初に買ったのはキャノンのパワーショット350の中古品。35万画素。

 

メディアはコンパクトフラッシュ。容量は2MB。2GBではない。2MB。

 

カシオのG.BROS。2002年発売の200万画素。これは職場で画像を撮るために購入したもの。その後カメラ付き携帯電話やスマホの普及により完全に使われなくなった。

 

 

 

20年前のデジカメだけど動くんだろうか?と電池を入れるとちゃんと動く。

キャノン パワーショット350。フラッシュが点き損なって暗い。

 

35万画素では流石にブログ用スナップとしても粗い。

 

でも逆にエモいかも。


カシオG.BROS。200万画素。ブログ素材程度なら使用に耐え得るかも。

 

カシオG.BROS。

 

カシオG.BROS。細かい描写は出来ていない。


オリンパスμDIGITAL800。800万画素だけど手振れ補正モードなので300万画素程度。普段グログでよく使っている画質。

 

オリンパスμDIGITAL800。ブログの素材程度ならこれ位の画質で充分。

 

オリンパスμDIGITAL800。割と細かい所まで描写出来てる。

 

 

コダックPIXPRO WPZ2。1600万画素だけど画像サイズを落としたままだった。画像サイズ落とすとオリンパスよりも粗い印象。

 

コダックPIXPRO。何だかオリンパスの方が良くないか。

 

コダックPIXPRO。実際の画像データではもっと鮮明なのでアップロードの時に何かしくじってるかもしれない。

 

コダック一番新しいのに残念なのでもう1枚。これも画像サイズは落としている。

 

コダックもう1枚。紅葉や青空の描写は綺麗。高画質モードで撮っておけば良かった。



ブログの素材やスナップ程度ならカシオのB.BROS程度で充分なんだけど、流石に古過ぎて使い勝手が悪い。単三電池使用だし、液晶モニタが小さ過ぎるし粗くて見難いし、画像保存も時間が掛かる。対してオリンパスμDIGITAL800も相当古いモデルなのに不満が無い。これ以上は僕には必要無いんだけど、新たにバッテリーを買うまでの物なのか余計悩む羽目に。

キャノンパワーショット350のCFをフォーマットしようとしたら、古い画像データが残っているのに気付いた。

20年くらい前の子供の写真と

 

20年くらい前のおっさんがくつろいでる写真

使わなくなったので子供のおもちゃとしてあげた時に撮影していたみたいだ。20年くらい前の子供の画像が出てきて何とも感慨深い。デジタルはこうして劣化する事無く残されるから良い。

 

キャノンのパワーショット350は、自作ホームページの素材用にデジカメが欲しかったから購入した物だ。買ったのは1999年頃。当時はデジカメの創成期で、今からすればオモチャの様な貧相な性能でも驚くほど高価だった。パワーショット350は1997年発売で定価が69,800円!!

当時はデジカメも毎年どんどん高性能化していき、次に買ったのはコダックのDC215 ZOOMだった。本当はDC220 ZOOMが欲しかったんだけど、中古ではそうそう欲しいタイミングで売られていないし、そもそも高かった。

昔の名残かどうもコダックが好きだ。なのでPIXPROを使っているんだけど、昔のコダックとはちょっと違うかもしれない。今ならDC220も数千円で買えそうだけど、今更使い難い古いデジカメを買った所で使えたもんじゃないし。

その後ソニーとかリコーとかキャノンとか買い替えてきたけど、昔のデジカメは本当に使い難かった。起動に時間がかかる、フォーカスに時間がかかる、記録に時間がかかる、バッテリーはすぐ切れる、と本当に大変だった。子供の様に被写体の動きが速いものは撮れたもんじゃなかった。

 

カメラ付き携帯電話からスマホになり、今はもうコンデジなど必要としなくなった。登山の時はスマホを温存しておきたいのと、さっと手軽に撮影出来るのでデジカメを持っていくけど、日常でデジカメを持ち歩く事はなくなった。

色々言われているけど世の中はどんどん良くなってきたんだよ。便利さと快適さがあまりにも当たり前になり過ぎて気付かないだけで。

 

 

 

追記

結局予備バッテリー買いました。

これであと10年は使える。