※コースタイムや状況、使用道具類の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠けるものです。状況や感想も主観的です。参考にされる場合は充分に注意して下さい。
2016年12月11日(日)晴れ時々曇り
御池岳に木和田尾ルート(三重県側)で登る
06:55 白瀬道登山口 無風 1℃
08:25 藤原/白瀬峠分岐 微風 -2℃
08:50 白瀬峠 微風 ー2℃
09:25 カタクリ峠 微風 -2℃
10:35 鈴北岳 弱風 -2℃
11:05 御池岳 微風 -2℃
11:40 奥の平 弱風 -1℃
12:50 白瀬峠 微風 -1℃
13:10 藤原/白瀬峠分岐 微風 -2℃
14:10 白瀬道登山口 無風 2℃
駐車場発〜駐車場着 16.6km 7時間15分(休憩含む)
駐車場標高:240m 最高点:1247m 標高差:1007m 累積標高登り:1411m
道中の飲料水 0.4L(お茶0.4L)
着衣(上) 長袖シャツ ウインドブレーカー フリース(未着用) ダウン(未着用) ソフトシェル(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン(中厚)
靴 DOLOMITE CONDOR CROSS GTX
他 グローブ 帽子 サングラス
日曜日に時間が出来たので出掛ける。歩いたことが無いルートとかチャレンジングなルートにしたかったんだけど、時間や天候を考えて無難なルートにしておく。この時期に失敗すると洒落にならない。御池岳は登山者が比較的多いけど、三重県側から登る人は少ないので静かな山歩きが出来る。
アクセス
岐阜方面からだと国道365号を南下。
国道306号(鞍掛峠)との交差点を過ぎて、すぐに右折。
簡易パーキング藤原(山口の信号)まで行ってしまうと行き過ぎ。
標識は何も無いけど、右折出来る路地はほとんど無いから間違える事は無いと思う。
100円の自販機を目印にした方が分かりやすいかもしれない。
林道を進むと登山口と登山ポストが有る。
ルート
今回のルート。山旅ロガーでログを取り、カシミールで表示させています。
冷川谷を詰めて木和田尾ルートで登る。白瀬峠から尾根沿いに進み、カタクリ峠(コグルミ谷出合い)を経て御池岳方面へ。途中鈴北岳へ向かい、後に御池岳へ。奥の平から真の谷へ下って白瀬峠へ戻る。地図でいうと、右端から反時計回りに歩いている。
近場の低山だけどそこそこの行程だから早めにスタートする。早朝のせいか誰も居ない。「工事車両が通る」という看板が有るのでなるべく隅っこに停めたけど、多分日曜日は工事しないだろう。早過ぎたかなと思ったけど準備していたら丁度良かった。7時頃にスタート。
序盤は冷川谷を進む。尾根を進むルート(子向井山/P647を経由する)も有る。
朝焼けの山はまるで紅葉の様。
谷の崩落地を避けて左手の斜面を登って迂回していく。
谷を結構登って、ここでルートは右に逸れる。よーく見るとマーキングが有る。ルートは右だけど、積雪期に谷を直登していく人が居た。地図で確認すると、このまま登って尾根に出れそう。積雪期なら直登した方が楽なのか?
と思って谷を直登してみたけど、結構しんどい。谷沿いに進み、斜面を登るんだけど、見た目と裏腹に滑って登りにくい。でもマーキングが有ったので歩いている人いるんだ。
尾根に出た。子向井山辺りに出る。右が尾根ルートで、左が登ってきた冷川谷。ルート通りにトラバースしていくのと、尾根に直登していくのと、どっちが楽かといえばトラバースしていく方が楽。ただ積雪期は直登した方が直線的に登れるので楽かもしれない。
この先は幾度か歩いた木和田尾ルートなので大丈夫。鉄塔に出た。向こうに伊吹山。風が冷たい。
1時間半歩いて登山道分岐。左は今は通行止めの坂本谷。直進すると藤原岳方面、右にトラバースしていくと御池岳方面の白瀬峠。
落ち葉で埋もれてトレースが見えないよ。
2時間ほど歩いて白瀬峠。この辺りは雪で白い。
白瀬峠から尾根沿いに進む。比較的歩きやすいけど、目的地は谷向こう。
うっかり間違えそうなのがカタクリ峠。カタクリ峠は白瀬峠から歩いてきた尾根を左に逸れて下る。間違えて直進するとどっか行っちゃう。カタクリ峠付近になったら左手を注視すると看板見える。丁度コグルミ谷から登ってきた登山者が居たので分かりやすい。
カタクリ峠から御池岳方面に向かう。カタクリ峠付近はトレースが分かりにくいけど、一旦乗ってしまえば比較的明瞭。カタクリ峠から歩く人が結構居るみたいだ。
8合目を過ぎた辺りで、鈴北岳方面へ向かう分岐が出てくる。周回したいので先に鈴北岳に登ろうと思ったんだけど、うーんトレースわからん。地図で確認すると基本谷沿いだから適当に谷を進む。
谷を抜けるとマーキングが有った。振り返るとマーキングとトレースが有る。あれ?谷は歩かないの?でも谷以外歩けそうな感じではなかったけど。
谷を抜けた所に池が有った。一面凍ってる。もう日中も氷点下。
静かで良いんだけど、トレース無くてルートが分からない。地図とコンパスで確認すると、池の横を谷沿いに進めば良いみたい。
鈴北岳~御池岳のルートに出た。ここは沢山歩かれていて明瞭。
鹿が居る。鈴鹿、養老山系は鹿がうじゃうじゃ居る。
御池~鈴北間のテーブルランド。
樹氷はこれから。でも日中もずっと氷点下だったので日が昇っても溶けない。
3時間40分で鈴北岳。天気は微妙かなって思ってたけど、意外に視界は良好だった。
鞍掛峠方面。滋賀県側から登る人結構居るかなって思ってたけど誰も居ない。
鈴北から御池岳。良い感じ。一面雪が積もったら最高だね。
テーブルランド。フラットだから視界不良になったら最悪だね。
鈴北岳~御池岳のルートは木々で視界が悪く、どこも同じ様に見えるので結構難易度高いと思うんだけど、ルートが整備されて分かりやすくなった。
4時間ちょっとで御池岳。御池岳は登山者ちらほら。小学生くらいの男の子3人連れたお父さんが登ってきた。子供たち元気だなー。
折角なのでボタンブチに寄り
奥の平に登り返す・・・
奥の平。若い男女の4人組が居て、高性能カメラで写真撮ってたりしてたので山ガール+カメラ女子って今時ですね。って思ってたら、女の子が腰にビク(竹製の網かご)ぶら下げてる。いや、なにそれ?うなぎとか?って思って尋ねたら、中身はキノコだった。まじかよー、山ガール+カメラ女子+きのこ女子だよ。つーか、山ガールの格好した若い女の子にビクっていう姿がもう只者じゃない。でもそう言われればビクって機能的だよね。
さて、帰りも長いので下る。奥の平の向こうに見える尾根の真ん中辺りが白瀬峠。がっつり下って、がっつり登る。
ルートは奥の平からそのまま谷に向かって進む。あれ?直近歩いたと思われる足跡が有る。だれか真の谷から登ってきたんだ。
下ってきた尾根を振り返る。えげつない斜面。下るのはまだしも、登りたくない。
谷が近づくと雪が無くなって歩きやすくなった。と、思ったら急斜面になってとても歩けない。あれ?ルート間違えた?
何とか谷に下りた。マーキングが有るけど、ここからはとても登れそうにないんだけど。以前登った事があるんだけど、どこから登ったか忘れてしまった。
真の谷を進む。トレースどこよ?歩きやすい所を探してきょろきょろしてたら木の葉トラップを踏み抜く(-""-)
真の谷のテン場に着いた。何もなくて、言われなきゃテン場って分かんないよね。無料だけど、ここで夜中一人でテント張ってたらちょっと怖いかも!(>_<)
テン場付近の枯れ沢の合流地点が白瀬峠に向かうルート取付になる。古いマーキングがある。2度ほど歩いているから分かるけど、初めてだったら見逃すかもしれない。白瀬峠から真の谷に下ってくる場合は、道なりに下りてくるから分かる。
御池岳と下ってきた尾根。ちょっとした低山1山分くらいのアップダウン有るんじゃね?
トレースは有るものの、落ち葉で埋もれて分からなかったり。あまり歩かれていない。所々マーキング有るけど、古くて色あせていたり、数も多くは無い。よく見るとトレースらしきものが見えるので見失わない様に。
白瀬峠まで戻ってきた。けど、やっぱり落ち葉でトレース見えない。実際に歩いていると、何となく分かる(笑)
白瀬峠から先は明瞭だから大丈夫。東斜面を歩くので日が暮れるのが早い。1時過ぎなのに何だか夕方4時頃みたいな日差し。
1ヶ所分かりにくいのが、子向井山方面へ下る尾根ルートと、冷川谷を下る谷ルートの分岐。歩いてきた尾根上にはっきりとした看板は見当たらない。確かこの辺りだったよなーって下ると、マーキングと看板が出てくる。登る時も下る時も「んんっ!?」ってなる。
一旦ルートに乗ってしまえば分かりやすい。分岐付近だけ分かりにくい。
下ってきた。車が一台と、周回の人と思われる自転車が一台。とても静か。
ルート
木和田尾~御池岳
ルートの難易度は人によって解釈が違うものだけど、個人的な感想では木和田尾で御池岳は難易度高めだと思う。距離が長い、地形が入り組んでいる、マーキングが乏しい、歩いている人が少ない、という点で難しい。ただ、それらをクリヤすると、とても静かな山歩きが出来る。過剰に人の手が入ってない少々難しい登山道というのも有る意味貴重かもしれない。地図とコンパスは必携。
日中でも氷点下だった。これからの時期は冬装備で。
真の谷~御池岳
バリエーションルートな印象。不明瞭な個所が多く、マーキングも少なく、有っても色褪せていたりしてアテにならない。その割にはえげつない急斜面が有ったりして、そりゃ余程の物好きしか歩かんわって思う。でも以前歩いているパーティを見かけたので、歩かれていない訳ではない。積雪期は御池岳に登る定番ルートっぽいけど、雪が有れば楽というもんじゃない。
感想
ハイキングで歩ける時期はもう終わりっぽい。
グローブも冬用を用意する必要が有る。
耳当てが要る。
昼食におにぎり持っていったら冷やしおにぎりになっていて最悪。会社の友人が「保冷バッグにホッカイロと一緒に入れておくと良い」と聞いていたけど、まさかこんなに冷えるとは思ってなかった。お茶も冷蔵庫並みの温度。
衣類は持ち過ぎの印象だけどそれは絶えず行動しているからで、長時間の休憩や行動不能になったら耐えられない。ソロで歩くから自衛の為。
奥の平で出会った若者たちは、ポージングして写真を撮ったり、きのこ狩りしたり、山歩きを満喫していた。何処の山に登った、何時間で登頂した、何km歩いた、そういう事ではなく「どれだけ満喫出来たか」で判断したら、彼らはかなりハイレベルだ。対して、僕は何が出来るだろう。ただがむしゃらに歩くだけでなく、何をすれば満足出来るだろう。そんな事を思ってる。